若者にはまだまだ負けん！ 来年からシニア入りとは思えないほど若々しいM.A.ヒメネス（Getty Images）

今週開催の「オメガ・ヨーロピアン・マスターズ」で、ヨーロピアンツアー最年長優勝者とツアー最年少選手が世代を超えて相まみえることになった。

クランスシュルシエレゴルフクラブでのこの大会に25年連続で出場している、50歳の誕生日を半年後に控えたミゲル・アンヘル・ヒメネス（スペイン）が出場する一方、「ボルボ中国オープン」で若干12歳でのヨーロピアンツアーデビューを飾った現在13歳のイェ・ワーチェンが2度目のヨーロピアンツアーに挑む。

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イェよりも年上の子ども2人を持つヒメネスは、昨シーズンの香港での歴史的勝利の後に負った足の骨折にも関わらず、可能な限りツアーに参戦する気構えだ。

「スイスの山男になろうとして今年初めに足の骨を折ってしまったよ」とヒメネスは冗談を言った。「あれは12月のことだったから、長い間ゴルフができなかったんだ。でも5月に復帰できるよう体の状態を万全に整えたよ」。

「朝ジムに行き、トレーニングをし、そして練習に励んだ。これが僕の人生だよ。そして葉巻とワインもね」。

「最近のゴルファーは若くてとてもたくましい。僕がゴルフを始めた頃とは大違いだよ。彼らはみんな素晴らしい体つきをしている。だから彼らに挑むには、僕も同じように体を鍛えなければならないんだよ」。

「僕は世界ランキング55位。いまとても良いプレーができているし、もっと上達したいと思っているよ。僕は今季最後まで出場して、来季はドバイの「ボルボ選手権」からスタートする。もしドラールのマッチプレー選手権に出場できればそれにも出る」。

2010年に優勝を飾ったこの素晴らしい景観のコースに何年も連続して戻ってくることについて、ヒメネスは加えて言った。「君も今朝の景色を見ただろう？本当に美しいんだ。アルプスに佇む本当に素晴らしいゴルフコースだよ。世界中どこを探してもここを上回るコースを見つけることはできないね」。

「僕は初めてここに来たときから、ここの雰囲気が好きになったんだ。そしてここに来て、たくさんの人々と知り合い、良いプレーもでき、とてもエンジョイしているよ。僕はここに来ることが本当に楽しみなんだ。コースや景観の素晴らしさなどたくさんの理由があるよ」。

「ここではとても良いプレーができるんだ。何度か予選落ちしたことはあるけど、何度もトップ10入りやトップ5入りしているし、優勝もした。こことは相性がずっと良いんだよ」。

「毎年ジャンとヘイディがやっているル・メゾール・ホテルに行くんだ。彼らはとても良い人たちなんだよ。最初に来たとき、部屋に空きがあったので、僕はマヌエル・モレノと同部屋に泊まった。そして来年は春に予約してくれといわれた。だけど、その翌年の1991年には、もう僕は予約の電話の必要はないと言われたんだ。もし来ない場合だけ電話して欲しいとね。それ以来、僕たちはそのホテルに泊まっている。僕は何度かスペインオープンを欠場しているから、この大会が唯一25回出場している大会なんだ」。

ヒメネスが既にヨーロピアンツアーで19勝を挙げた後にイェは生まれた。そして彼も、このステータスの高い大会への出場を楽しみにしているようだ。

「今週は僕が最年少選手だから少し緊張しています。でも集中し、リラックスするように自分に言い聞かせています」とイェ。

「自分のベストを尽くそうと思います。そして自分にプレッシャーをかけないようにしたいですね。僕は4歳からゴルフを始めて、今年のボルボ中国オープンで大会出場を果たしました」。

「もし、これらの大会に出場していなかったら、僕は中国で学校に通っていたでしょう。でも、今は大会に出場しているので、その分、毎晩家庭教師と勉強して遅れを取り戻しているところなんです」。