3年越しの大会連覇に挑むフリートウッド（写真は2022年「ZOZOチャンピオンシップ」）

栄光の優勝者リストに名を連ねてから3年。トミー・フリートウッドは「ネッドバンクゴルフチャレンジ」のタイトル防衛のため、南アフリカに戻ってきたことに心を踊らせている。

2019年11月、イングランド人選手は2年近く勝利から遠ざかった状況でゲーリープレーヤーCCへとやって来ると、6打差を追い上げ、最後はスウェーデンのマーカス・キンハルトをプレーオフで退けて勝利した。

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彼はこれにより、大会優勝者として、セベ・バレステロス（スペイン）、ベルンハルト・ランガー（ドイツ）、ニック・ファルド（イングランド）、そして大会3勝のアーニー・エルス（南アフリカ）といったゴルフ界の偉大なる選手たちの仲間入りを果たしたのである。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う2020年と2021年大会の中止を経て、“アフリカのメジャー”は今年、40周年の節目を祝福しており、フリートウッドはディフェンディングチャンピオンとしてサンシティでティアップする栄誉を享受している。

「これは僕にとってとても特別な大会なんだ」とフリートウッド。「僕は毎年、父とこの大会を見ながら育ったからね。僕はこの大会の歴史や勝者たちのことが大好きなんだ」

「9番ホールを歩くと、左側の歩道に歴代の優勝者を見ることができるけれど、僕はしばしば、あそこに自分の名前を加えることができたら最高だろうなって考えていたんだ」。フリートウッドにとって、この最後の勝利は彼のDPワールドツアー5勝目であり、世界25位の彼はこれまでこの大会に5回出場し、21位タイを下回る成績は残していない。

「特別な大会」に臨む（写真は2022年「全米オープン」）

2022年シーズンも残り2戦となるなか、彼は目下、DPワールドツアーランキングで13位につけているわけだが、彼が3年間の無勝利期間にピリオドを打つことに楽観的でいられるのには、それなりの理由がある。

「あの優勝はとてもクールだった」とフリートウッド。「そして今や、僕は誰よりも長い期間、そのタイトルを守ってきた。皆、戻って来られたことに興奮していると思う」

2013年からDPワールドツアーのスケジュールに組み込まれてきた「ネッドバンクゴルフチャレンジ」の今年のフィールドは60人となっており、これはDPワールドツアーランキングの上位選手、昨季サンシャインツアーの年間王者、そして5人の招待選手で構成されている。

「僕はこの国におけるゴルフや、ここでゴルフがいかに親しまれているかということがすごく好きなんだ」と彼は続けた。「僕はここでプレーすることを常にエンジョイしてきた」

「僕はゴルフというゲームやそれの果たす良さ、そしてそれがいかに人々を幸せにするかということについての強固な信奉者なんだ。僕はここ南アフリカでは、とてもくつろいだ心持ちでいられるんだ」