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2021年 母国初の快挙を成し遂げた男たち【前編】

メジャー王者の松山英樹からジョン・ラーム(スペイン)、そしてシルバーメダルと新人王を獲得したマティアス・シュミット(ドイツ)まで、2021年にそれぞれの母国のゴルフ界で初の快挙を成し遂げた選手たちを、2回にわたって振り返る。

松山英樹/日本人として初めて「マスターズ」を制覇

史上初の11月開催を経て、例年通り4月に開催された今年の「マスターズ」では、新たなメジャー王者が誕生するべくして誕生した。

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最終日を「73」でラウンドした松山英樹が1打差で制し、日本人初のメジャー王者となったのである。

4打差の首位でオーガスタナショナルでの最終日を迎えた29歳は、リードを6打差に広げてアーメンコーナーに差しかかるも、バックナインでは劇的な展開が待っていた。

日本はこれまで、女子のメジャー王者を2人輩出していたが、松山はこの大会で、自身が記録した2017年「全米オープン」2位、そして41年前の同大会で青木功が記録した同じく2位を更新し、男子の前に立ちはだかっていた大きな壁を乗り越えたのである。

松山は「やっと日本人でもできることが分かったと思う。僕もまだまだ頑張るのでメジャーを目指して頑張ってもらいたいなと思う」と述べた。

ジョン・ラーム/スペイン人として初めて「全米オープン」を制覇

今年6月にスペイン人選手として初めて「全米オープン」を制し、メジャー初優勝を遂げたジョン・ラーム。自身のキャリアの歴史に新たな1ページを加えた。

2019年に欧州ナンバーワン選手となり、2020年7月に世界ナンバーワンに上り詰めることで、それまでスペイン人としてその両方を成し遂げた唯一の存在だった、偉大なるセベ・バレステロスの足跡をたどった。

トーリーパインズでメジャー初優勝を果たして世界ナンバーワンに返り咲いたとき、バレステロスでさえ達成できなかった「全米オープン」制覇という母国初の快挙を成し遂げ、歴史を自分のものにした。

ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)に1打差をつけて優勝したラームは、すぐに初のメジャータイトルをこの偉業達成に大きな影響を与えた自身の亡きアイドルに捧げた。

「スペイン人として史上初めて『全米オープン』で勝った。もちろん、この勝利はセベに捧げる。彼が何度もトライしたのを僕は知っている。セベと言えばマスターズを思い浮かべるけれど、これも彼が最も欲していたタイトルだった。とにかく言葉が見当たらないよ」

アドリアン・メロンク/ポーランド人ゴルファーとして初めてメジャー、五輪、DPワールドツアー選手権に出場

2021年はアドリアン・メロンク、そしてポーランドのゴルフ界にとって、いくつかの記録が生まれた忘れ難い一年となった。

メロンクはポーランド人選手として初めてツアーでのフルステータスのシード権を獲得しただけでなく、6月の「全米オープン」で同国初のメジャー出場を果たすと、2020年東京五輪と「DPワールドツアー選手権」もポーランド人として初出場を果たしたのである。

日本の松山同様、メロンクもまた、自身の達成が母国におけるゴルフの発展につながることを願った。

「オリンピックにゴルフが復帰したと知った直後に、ポーランドを代表してその場でプレーすることが自分の目標になった」とメロンク。

「人々がオリンピックのゴルフを観れば、それは大きな要素、ポジティブなことになる。ポーランドにはまだゴルフは金持ちだけのためのものであり、スポーツではないというステレオタイプがある。もし、人々がオリンピックでのゴルフをテレビ観戦すれば、間違いなく大きな助けとなる。僕はゴルフの発展のため全力を尽くす」

ビクトル・ホブラン/ノルウェー人選手としてツアー初優勝、ライダーカップ初出場

ビクトル・ホブランは、まだ短いプロのキャリアにおいてすでにノルウェーゴルフ界にあった壁を越えており、今年は母国のために2つの快挙を遂げて歴史にその名を残した。

今年6月、23歳のホブランはドイツで開催された「BMWインターナショナルオープン」を制覇した。手強いフィールドを打ち負かしてツアー初優勝を果たし、ノルウェー人として初めて欧州ツアーで優勝を遂げた選手となった。

そのわずか3カ月後、ホブランは新たな“初”を達成した。「ライダーカップ」の欧州代表の一員としてウィスリングストレイツに乗り込んだホブランは、ポール・ケーシー(イングランド)と組んだ金曜のフォーサムで1番ティに降り立ったとき、ノルウェー人として初めてライダーカップでプレーした選手になったのである。

大会前、ホブランは「もちろんライダーカップは大きなことであり、ノルウェーにはこの大会での長い伝統はなかった。だから、僕個人にとっては、欧州の旗にノルウェーの旗を並べることができるのは、とてつもなく大きな栄誉になる」と話していた。

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