「いま僕はココにいます」Vol.125 スコットランド編
2021年 アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権
期間:09/30〜10/03
スコットランドで「レース・トゥ・ドバイ」に重きを置くホーシェル
ビリー・ホーシェルは米国人初の「レース・トゥ・ドバイ」制覇を遂げるべく、2021年「アルフレッドダンヒル リンクス選手権」でさらに一歩前へ前進しようとしている。
今季はこれまで34歳にとって、「世界ゴルフ選手権」で初優勝を遂げたり、「ロレックスシリーズ」で初優勝を遂げて「レース・トゥ・ドバイ」ランキングで2位につけたりと、初物づくしのシーズンとなっている。
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今週トップ3入りを果たすことで「全英オープン」王者のコリン・モリカワを抜き、ランキング首位で最終盤の数週間を迎えることになるため、ホーシェルはシーズン最終戦となるドバイでの「DPワールドツアー選手権」で歴史に名を刻むことを熱望している。
「僕にとって大きな目標は、米国人として初めてレース・トゥ・ドバイを制覇すること。これは、米国人として初めてロレックスシリーズで優勝し、ウェントワースで『BMW PGA』を制した2人目の米国人となったのと同様に、特別なことになるね」とホーシェル。
「これまで目標ではなかったかもしれないけれど、このところそうしたことを達成できた素晴らしい数週間になっている。最高の選手たちや、めったにない空気や人々に囲まれてね」
「だから、今週は良いプレーができればと思っているし、もちろん最後は、頂点にいる選手たちの中で誰がベストのプレーをするかと言う、あの週のドバイに行き着くことになる」
今週、「アルフレッドダンヒル リンクス選手権」に初めて出場するホーシェルは、キングスバーンとカーヌスティGLで初めてプレーをすることになる。
彼はセントアンドリュースのオールドコースで開催された2015年の「全英オープン」で、大会自己ベストのトップ30入りを果たしているが、ゴルフの聖地を訪れる今回の旅は、さらに特別なものになる。
彼の父親であるビリー・ホーシェル・シニアが、70歳の誕生日祝いを兼ねて、彼とタッグを組んでプロアマ戦に出場するのだが、2014年の「フェデックスカップ」王者はスコットランド沿岸でのプレーを待ち切れずにいる。
「特別な機会だね」とホーシェル。「確か7月だったと思うけれど、僕らがダンヒルリンクスでプレーしようと決めたとき、僕は自分の父をこの大会でプレーさせることができないかと思ったんだ。と言うのも、この金曜は父の誕生日でね。父は70歳になるんだ。だから、ヨハン(ルパート)と彼のスタッフが、今週僕らのプレーを認めてくれて最高に良かったよ」
「セントアンドリュースはとても美しい場所で、美しいゴルフコースだ」
「月曜に初めてキングスバーンでプレーし、あのコースを見たんだ。人々が何年も前からあのコースについて熱く語っていたけれど、本当に素晴らしかったね」
「そして、僕はカーヌスティで開催された2018年の『全英オープン』ではプレーしていないので、昨日初めてあのコースでプレーしたのだけど、あそこはゴルフコースの野獣であり、今はなぜカー“ナスティ(えげつない)”と呼ばれているのか理解できるよ。特に、僕らがプレーすることになる今週のコンディションではなおさらだね」
「今週は全力で牙をむき出しにするだろうね」