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ツアー史における72ホール最少スコアを振り返る

長きにわたって君臨するアーニー・エルスの記録から、2020年12月にアンディ・サリバンが打ち立てた記録まで、ヨーロピアンツアーにおける72ホールの最少スコア記録を振り返ってみよう。

アーニー・エルス /2003年「ジョニーウォーカークラシック」(-29)

通算29アンダーを打ち出したアーニー・エルスは72ホールの最少スコア記録を樹立してツアー13勝目を挙げた。4日間を通して「64」、「65」、「64」、そして「66」と初日から見事な数字を並べ、スティーブン・リーニー、そしてアンドレ・ストルツの豪州コンビに10打差をつけて優勝を飾った。

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当時世界ランキング2位だったエルスは、すでに同年開催された米ツアーの「メルセデス選手権」を通算31アンダーで制覇し、同ツアーの72ホール最少スコア記録も更新していた。「ジョニーウォーカークラシック」での勝利は、ワールドワイドで出場した直近5大会での4勝目であり、彼はその年、ヨーロピアンツアーの年間王者の座を防衛することに成功した。

ジェリー・アンダーソン/1984年「エベルヨーロピアンマスターズ スイスオープン」(-27)

1984年の「エベルヨーロピアンマスターズ スイスオープン」でトロフィーを掲げたジェリー・アンダーソンは、ヨーロピアンツアーの大会で初めて通算27アンダーをたたき出した選手となった。

ヨーロピアンツアーで初めて優勝したカナダ人選手となったアンダーソンは、クランスルシエレでの4日間を「63」、「66」、「66」、そして「66」でラウンドし、ハワード・クラークに5打差をつけて勝利した。

その年、ヨーロピアンツアーの年間ランキングを9位で終えた彼のこの記録は、19年後のエルスの記録更新まで破られることはなかった。

ルイ・ウーストハイゼン /2012年「アフリカオープン」(-27)

ルイ・ウーストハイゼンはプレーオフの末にイングランドのクリス・ウッドとスペインのマニュエル・キロスを退けて制覇した2011年「アフリカオープン」のディフェンディングチャンピオンとして、翌年大会も2打差をつけてタイトル防衛を果たした。

かつての「全英オープン」王者は、バックナインで同組のチャート・ファンデルバルトとレティーフ・グーセンに競り勝って「67」でプレーし、28年前にアンダーソンが記録した通算27アンダーをマークして2打差で優勝した。

これはウーストハイゼンにとって、2012年の初勝利であり、その年の「メイバンクマレーシアオープン」も制覇した彼は、ツアーの年間ランキング3位に入った。

リチャード・スターン /2013年「ジョバーグオープン」(-27)

怪我による長期離脱を強いられたスターンは、2013年の「ジョバーグオープン」で、ツアー史上、通算27アンダーで大会制覇を果たした3人目の選手となった。

トレバー・フィッシャーJr.と並ぶ首位タイで最終日を出たスターンは、この日ノーボギーの「64」で回り、同胞のシャール・シュワルツェルに7打差をつけて4年振りの勝利を挙げた。

4日間を「63」、「65」、「68」、そして「64」でラウンドしたスターンによるこの優勝は、彼にとってツアー6勝目であり、南アフリカでは4度目の優勝となった。

アンディ・サリバン /2020年「イングリッシュ選手権」(-27)

アンディ・サリバンは2020年の「イングリッシュオープン」で、約5年振りのヨーロピアンツアー制覇を遂げた。

5打差の首位で最終日を迎えたサリバンは、その後リードが2打差まで縮まる場面はあったものの、見事なバックナインのプレーでオタエギに7打差をつけ、4日間を「66」、「62」、「64」、そして「65」でラウンド。通算27アンダーで大会を制覇した。

アンディ・サリバンの記録は、エルスの通算29アンダーには及ばなかったものの、この大会で彼がたたき出した合計スコアの「257」は、ヨーロピアンツアー史上最小合計スコアを更新するものだった。それまでツアーの最少合計スコアは1988年の「AGFビアリッツオープン」でデイビッド・ルウェリンがマークした「257」で、イアン・ウーズナムも1990年の「トーラスモンテカルロオープン」で同スコアを記録していた。

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