ウェールズで新規大会 川村昌弘が参戦
2020年 ケルティッククラシック
期間:08/13〜08/16 場所:ケルティックマナーリゾート(ウェールズ)
「ケルティッククラシック」について知っておくべき5つのこと
2020/08/12 15:00
UKスイング第4戦で、ヨーロピアンツアーがケルティックマナーリゾートに戻る大会について知っておくべき5つの重要事項は次の通り。
第1回大会
第1回「ケルティッククラシック」は、ケルティックマナーリゾートにて2週連続で開催される大会の一つであり、来週は同じコースで「ISPSハンダ ウェールズオープン」が開催される。
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また、ケルティックマナーのトゥウェンティテンコースでヨーロピアンツアーの大会が開催されるのは、ユースト・ラウテンがトミー・フリートウッドに1打差で競り勝って優勝した2014年の「ISPSハンダ ウェールズオープン」以来のこととなる。
ラウテンはツアー再開直後にオーストリアで好スタートを切っており、今回は「全米プロゴルフ選手権」での51位タイを経てのUKスイング復帰となる。
時宜を得たケルティックマナー再訪
ツアーによる南ウェールズの同リゾート再訪は時宜を得たものであり、今年は同コースで開催された2010年「ライダーカップ」で欧州代表が米国代表に対し、14.5-13.5で劇的な勝利をおさめてからちょうど10年の節目となる。
当時、欧州代表でプレーしてチームの勝利に貢献したロス・フィッシャーとエドアルド・モリナリは、今週、2010年「ライダーカップ」開催のために造成された、ロス・マクマレー設計コースに帰ってくる。
ビヨーンによるチャリティウォーク
今週、トーマス・ビヨーンは大きな挑戦に挑むことになる。彼は英国ユニセフによる“Save Generation Covid”運動と、ヨーロピアンツアーによるゴルフ・フォー・グッド活動のための基金を募るべく、4日間で210㎞を踏破するチャリティウォーク、#Wentworth2Walesに着手するのである。
新型コロナウイルスによるロックダウン中、英国で成功を収めたサー・トム・ムーアによる寄付金集めの活動に触発されたビヨーンは、ライダーカップのトロフィーをヨーロピアンツアーの本部のあるウェントワースクラブからニューポートのケルティックマナーリゾートへ運ぶことになった。
デンマーク出身の49歳は、「ケルティッククラシック」初日となる8月13日の木曜にウェントワースクラブを出発し、大会最終日となる8月16日の日曜日にケルティックマナーに到着する予定となっている。
#Wentworth2Walesへの寄付はこちらより:
https://uk.virginmoneygiving.com/Wentworth2Wales
「全米オープン」出場を懸けたポイントレース
アンディ・サリバンは「イングリッシュ選手権」を制覇したことで、UKスイング6大会で行われるミニランキングの首位に浮上した。
彼はハンブリーマナーで3位に入ってUKスイング最初の3週で3戦連続トップ10入りを果たした唯一の選手となったラスムス・ホイゴーに対し、僅差ながら28.76ポイントのリードを築いている。
ホイゴーの後方には「ヒーローオープン」王者のサム・ホースフィールドがつけており、4位には「ベットフレッドブリティッシュマスターズ」を制したレナート・パラトーレがつけ、その後ろには先週2位のアドリアン・オタエギが続いている。その他、現在トップ10には、トーマス・デトリー、ジャスティン・ハーディング、クリス・ペイズリー、アレクサンダー・ビョーク、そしてロバート・ロックといった面々がつけている。
一方、今季メジャー第2戦の出場権を賭けたポイントレースは2大会を残すのみとなり、「全米オープン」行きのチケットを懸けた争いは山場を迎えることになる。USGAはケルティックマナーで開催されるUKスイング第5戦、「ウェールズオープン」終了時点のミニポイントランキングで10位以内に入り、その時点で権利を持っていない選手に対し、9月17日から20日にかけてウィングドフットGCで開催される「全米オープン」の出場権を付与することを確約している。
現在トップ10圏内につけている選手で、既に同大会の出場権を持っている選手はいない。
ゴルフ・フォー・グッド
今週もヨーロピアンツアーのゴルフ・フォー・グッド活動は引き続き行われ、ヨーロピアンツアーは開催コースのケルティックマナーリゾートに対し、地元でのチャリティ活動に役立ててもらうべく、5万ポンドを寄付する。
また、地元の英雄を称える活動も行われ、新型コロナウイルス感染拡大に際し、前線で奮闘した従事者に対し賞金が送られることとなる。