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ペレスが拠点のスコットランドで初の栄冠

マシュー・サウスゲートとの最終日の白熱したバトルを制したビクトル・ペレスが「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」で欧州ツアー初優勝を遂げた。

昨年から近隣のダンディーを拠点として来たフランスのペレスは、スコットランド東海岸における18カ月間の生活から得たリンクスの経験を存分に活かしてセントアンドリュースオールドコースを「70」で回り、通算22アンダーとした。

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彼とサウスゲートは首位タイで最終日を迎え、この日は午後を通してほぼ彼らの一騎打ちという様相を呈するなか、ともに首位で並んで17番ティに降り立った。

サウスゲートは17番でボギーを叩いたことでペレスに主導権を明け渡し、最終的に9年前にアマチュアとして「セントアンドリュースリンクストロフィー」を獲得したコースを「71」でラウンドし、首位と1打差で大会を終えた。

3位タイにはこの日「69」をマークして通算20アンダーとし、この大会では3度目のトップ4入りとなったスウェーデンのヨアキム・ラガーグレンと、「70」をマークしたイングランドのポール・ワーリングが入った。

昨季欧州チャレンジツアーで年間ランキングを3位として今季のシード権を得たペレスは、この勝利により公式世界ゴルフランキングをトップ70圏内に浮上させるとともに、「レース・トゥ・ドバイ」の順位をトップ20へと押し上げた。

「一日を通して感情は昂っていた」とペレス。「とても寒くて風が強かったし、長い一日だったけれど、自分は戦えると感じていた」。

「簡単ではなかったよ。マットは素晴らしいプレーをしていたから。他の選手も追い上げてくると思っていたけれど、僕らは幸運にもバックナインでは一対一の勝負に徹することができた。勝利に勝るものはない。やり遂げたことで得られる自信は何物にも代え難いね。このレベルで勝つのは本当に難しいから。自分にとって1年目での優勝だから、すごく嬉しいよ」。

最終日「64」をマークしたトミー・フリートウッドは首位と3打差の5位タイで大会を終えたが、ビジネスマンのオグデン・フィップスさんと組んだチーム戦では通算39アンダーをマークして優勝を飾った。

ロリー・マキロイと父ゲリーさんのコンビも通算39アンダーとしたが、息子のロリーが個人戦を通算15アンダーの26位タイで終えたため、個人戦の成績によりフリートウッド組の勝ちとなった。

マシュー・ジョーダントム・ルイスジョーダン・スミス、そしてワン・ジョンフンもフリートウッドと並ぶ通算19アンダーの5位タイで大会を終えた。

通算20アンダーで最終日をスタートしたペレスとサウスゲートだったが、サウスゲートが1番を3パットのボギーとしたことで、早くもペレスが単独首位に躍り出た。

両者そろってパー5の5番でバーディを奪うと、その後はサウスゲートがギアを上げる。6番で2打目をピンそば1.2mにつけてバーディを奪うと、7番でも2打目をピンそばにつけてスコアを伸ばした。

ペレスはティショットを2.4mにつけたパー3の8番でバーディを奪って首位タイに戻すも、サウスゲートは9番で3.6mのバーディパットを決めて応戦し、単独首位でハーフターンした。

ペレスが11番で3パットのボギーを叩いたことで、サウスゲートはリードを2打差に広げるも、パー5の14番ではチップショットをミスしたサウスゲートがボギーを喫し、ペレスがカラーから2パットのバーディを奪ったことで再び2人が首位タイで並ぶ展開となった。

その後、サウスゲートがロードホールで3パットのボギーを叩き、18番は両者ともにパーとしたことで勝負は決した。

「今週僕は世界に対し、スイッチが入れば最高の選手たちと互角に戦えることを証明したと思うし、今週は多くの素晴らしい選手を打ち負かすことができた」とサウスゲート。「これは間違いないことだけど、やがて僕は笑みを浮かべながら友人たちとどこかでビールを飲んで、今週のことを大きな成功として、自分のキャリアにおける大きな達成として振り返ることになるだろうね」。

ラガーグレンは1番、5番、そして11番でバーディを奪うも、12番からの2連続ボギーにより、首位とは残り5ホールで5打差となった。それでも3連続バーディで優勝争いに残ったが、第2打をカート道に打ち込んだ17番をボギーとしたことで、優勝の可能性は潰えた。

ワーリングも17番で優勝のチャンスが断たれた一人だった。彼は2番でボギーを叩きながらも、1番、5番、14番、そして16番でバーディを奪ってスコアを伸ばしたが、17番ではロードホールバンカーに捕まり万事休すとなった。

ルイスはフリートウッドと同じく「64」をマークし、ジョーダンとワンは「68」、そしてスミスは「69」をマークした。通算18アンダーの10位タイにはルーク・ドナルドトニー・フィナウアンドレ・パバンリッチー・ラムゼイ、そしてカラム・シンクィンが入った。

関連リンク

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