コーチが語る渋野日向子のスイング「ココがすごい!」
2019年 KLMオープン
期間:09/12〜09/15 場所:ザ・インターナショナル(オランダ)
アムステルダムで注目の3人
ヨーロピアンツアーが第100回「KLMオープン」の開催されるオランダへと移動する今週の注目選手として、データの達人が様々な数字を精査し、次の3人を選出した。
本命:パトリック・リード
リード(米国)がオランダでの大会に出場するのはこれが初めて。かつての「マスターズ」王者が同国で成功することを確信している。リードはワールドワイドで出場した直近の12大会全てで予選を通過しており、優勝を1回、それ以外にも4度のトップ20入りを果たし、再び世界ゴルフランキングのトップ20入りを果たした。
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世界17位のリードは、昨季の米PGAツアーでパー5の平均スコアを4.56としている。今週のパー73のインターナショナルコースには、パー5が5ホールあることから、スコアメイクのチャンスを存分に活かすことが予想される。
ヨーロッパでは未勝利のリードだが、データの達人であるわれわれは、彼が「KLMオープン」のトロフィーを掲げる4人目の米国人選手となる上で最も近い位置にいることを確信している。
対抗:セバスティアン・セーデルベリ
2週間前、セバスティアン・セーデルベリはロリー・マキロイを含む5人によるプレーオフを制して「オメガヨーロピアンマスターズ」を制覇し、その名を世界に轟かせた。
28歳はその大躍進の前にヨーロピアンチャレンジツアーで2勝しており、勝利の前週に出場した母国開催の「スカンジナビア招待」では、最終日に「63」をマークして5位タイに入るなど、すでに大きな成果の兆しを見せていた。
プレッシャーから解き放たれた今、この好調のスウェーデン人選手は要注目の一人だ。
穴:クリス・ウッド
自分の子供すら持ち上げられなくなったほど深刻だった首の負傷により厳しい欠場期間を強いられたクリス・ウッドだったが、ヨーロピアンツアー3勝の猛者はプロフェッショナルゴルフへの復帰後、その勢いを増している。
かつて「ライダーカップ」に出場したウッドは、直近の2大会で連続して予選通過を果たすなど、順調な回復を見せており、時期尚早ではありながらも、このイングランド人選手がこれまで好成績を残してきた国で復調すると見ている。
彼はこの大会で2017年にトップ10入りすると、昨年は2位に入るなど、近年オランダで素晴らしい成果を上げており、今年は記念すべき節目の大会となるだけに、賞金稼ぎの才覚を再発見することだろう。