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レビがコルサーツを一気に抜き去る

2014/10/11 09:04

午後の雨による長い中断に阻まれた「ポルトガル・マスターズ」2日目は、夕闇による視界不良のため、大多数の選手たちが金曜日の第2ラウンドを終えられなかった中、再開後も好調を維持したアレクサンダー・レビーが木曜日に独走劇を演じたニコラス・コルサーツを抜き去り、通算18アンダーとして暫定首位に立った。

降り続いた激しい雨が大会運営に支障を来し、大会は54ホールに短縮されることとなった。土曜日に第2ラウンドを完遂し、日曜日に最終ラウンドとなる第3ラウンドを回る運びとなった。

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だがこの雨も、4月の「ボルボ中国オープン」でヨーロピアンツアー初勝利にしてこれまで唯一の優勝を果たしたレビーの妨げとなることはなかった。フランス出身の彼は2日目のオセアニコ・ビクトリアGCを10バーディ、ノーボギーの10アンダーでラウンドしたのである。

このスコアは、木曜日にコルサーツが18番で5.5メートルのバーディパットを惜しくも外してヨーロピアンツアー初の「59」を僅かのところで逃した桁外れのラウンドにあと1打まで迫るものである。「レース・トゥ・ドバイ」で85位につけるコルサーツはそのラウンドにより、2位に3打差をつけて首位に立ったわけだが、その日降った豪雨により第1ラウンドを金曜日の朝に終えなければならない選手も少なからずいた。

「ニコラスは昨日、とても良いプレーをしたと思います。彼はすごく飛ばすわけですが、このゴルフコースでは飛ばせば有利になるんです。でも今日の僕はそれには及ばなかった。2打足りなかったですね」とレビ。「『61』はいつだって良いスコアですよ。10アンダーですからね。自分のゴルフは上手く行っています」。

2日目の朝も雨による遅延を余儀なくされたが、プレーが始まると、バックナインからスタートしたレビはいきなり集団を抜け出した。「レース・トゥ・ドバイ」で28位につける24歳のレビーは、13番から3連続バーディを奪い、そのうちの2つはグリーンを狙った2打目があと僅かでホールインするかというものだった。

前週の「アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権」を25位で終えたレビは、「アイアンショットが良いですね。ここ3週間はコーチと共にアイアンショットに重点的に取り組みましたし、先週はそのアイアンが良かったと思います」と話した。「最終日は良いプレーができませんでしたが、今週は自分のゴルフに満足しています」。

コルサーツも10番からのスタートとなり、2つスコアを伸ばして通算13アンダーでレビと並んだが、そのレビーが1番ホールのグリーンエッジからチップインを決めた後、現地時間の午後2時頃に再度雨による中断に見舞われた。

その後、雨はやんで晴れ間が戻ったため、午後5時15分にはプレーは再開される見通しとなった。しかし、コースの一部は当初の見通しより乾くのに時間を要したため、プレー再開は午後5時45分へ後ろ倒しされることになった。プレーが再開されると、レビがいきなり2番でバーディを奪ったのに対し、コルサーツは1番で今大会初のボギーを叩いた。

その後、2人は2連続バーディを奪い、レビは薄明のなか、この日10個目のバーディを奪ってラウンドを締め括った。長い一日となったレビは、「6時半に起きて薄闇のなかでプレーを終えました」と語った。「良い一日でしたね。練習レンジに戻り、プレーヤーのラウンジへと引き上げ、そして練習レンジへ戻りというのを3回繰り返しました。でも、気にしてはいませんよ」。

「午前中は良いプレーができており、良い感じでしたし、再開後も残り8ホールでとても良いプレーができました。自分のゴルフにはすごく満足しています」。第2ラウンドを終えることのできた2組の選手たちの一人であるレビーは、少なくとも土曜日がオフになる贅沢に恵まれた。
「僕にとって54ホールになったのは良かったと思います」とレビ。「明日ジムへ行って少し汗を流そうと思います。それで自室でゆっくり過ごして休養をとり、この2日間と同じプレーができるよう体調を整えたいと思います」

コルサーツは彼にとってこの日最後のホールとなった7番でもバーディを奪い、首位から3打差の通算15アンダーとしている。31歳のコルサーツを5打差で追うのはイングランドのリチャード・ブランドと北アイルランドのマイケル・ホーイで、彼らも土曜日の朝8時の再開を待って第2ラウンドのプレーを終えることになる。

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