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公式会見では英語にも挑戦 安田祐香「ちょっとでもしゃべりたいなと」

◇女子アマチュア競技◇アジアパシフィック女子アマチュア選手権 3日目(27日)◇ザ・ロイヤルGC(茨城県)◇6431yd(パー72)

日本のエースの力を存分に見せつけた。悪天候に見舞われた2日目にベストスコアでチャージした安田祐香(大手前大1年)が、3日目は上がり4ホールで5つ伸ばす怒涛のフィニッシュ。5位スタートから一気に2打差の単独首位に浮上して、アジア女子アマ制覇を目指す。

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14番が伏線だった。「ピンが右奥で、風も右から。左奥に乗ればいいと思ったけど、こぼれてしまった」と、アプローチを寄せきれずにボギーとした。「でも、悪くはなかった。しかたがない」と切り替えは早かった。

続く15番は1Wショットでフェアウェイを捉えると、残り136ydの2打目を9Iで手前1.5mにぴたり。「すぐに取り返せたので楽だった」とバーディでバウンスバックを決め、続く16番(パー5)は2打でグリーン手前まで運び、残り20ydをパターで直接沈めてイーグルとした。

「初日に下が硬くて弾かれてオーバーしたので、(ウェッジではなく)パターで安全に行ったほうがいいと思った。たまたま入ったのはラッキーです」。“運も実力のうち”とはいえ、その運を引き込んだのは冷静な判断だった。

17番2.5m、18番4.5mと立て続けにバーディパットを沈めて、後続に2打のリードを築いて最終日を待つ。「勝てたらすごいし、自信にもなる。注目されるのがすごく嬉しいので、頑張りたい」と、母国の期待も正面から受け止めている。

ラウンド終了後の公式記者会見。「(通訳さんに)頼っていたら、一生英語をしゃべれない。ちょっとでもしゃべりたいな」と、英語での受け答えにも挑戦した。3週前の「オーガスタナショナル女子アマチュア」で3位に入り「技術に自信はないけど、気持ちの面では自信になった」と安田はいう。

ラウンド中も随所に笑顔がこぼれている。「堂々とプレーできています」という18歳は、いつのまにか頼もしさを増していた。(茨城県鉾田市/今岡涼太)

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