2013年 タイランドゴルフ選手権
期間:12/12〜12/15 場所:アマタスプリングCC(タイ)
ガルシア ガールフレンドとつかんだ今年初勝利
タイのアマタスプリングCCで開催された、アジアンツアー「タイランドゴルフ選手権」の最終日。4打差の単独首位からスタートしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算22アンダーまで伸ばし、スタート時のリードをキープしたまま逃げ切る完勝を遂げた。
中盤以降は、今季の欧州ツアー賞金王と、米国ツアーのフェデックスカップ王者の2冠を達成したヘンリック・ステンソン(スウェーデン)との一騎打ちに。「彼も素晴らしいプレーをしていたし、僕にとって難かしい相手だったよ」と背後を脅かされながらも、最後は余裕を持ってゴールテープを切った。
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会見では、最終日を通してリラックスしていた表情を問われたガルシア。ステンソンとは友人同士で、今週だけでも3、4回ほど夕食をともにするなど親交も深いという。「僕たち2人にとって、とても面白い週になったね」と、友人との優勝争いを楽しんでいたようだった。
そしてもう1つ、今週キャディを務めたガールフレンドについても言及。「僕よりも、彼女の方がリラックスしていたね」と表情を緩めた。「大学でゴルフをしていて、彼女も良いゴルファーなんだ。でも、デートを初めてからも時々しか会えなくてね。彼女が、トーナメントでキャディをしたい、って言ったんだよ。僕も、素晴らしいことだと思ったんだ」。
「彼女はとってもポジティブで、エネルギーに満ちている。今週、彼女はグレートだった。彼女がキャディバッグを担いでいることを忘れているほどだったよ」と、恋人のキャディぶりを評価した。18番グリーン上では抱き合い、喜びを分かち合った2人。優勝カップの撮影時にも、もちろん今週の立役者を招くことを忘れなかった(タイ・チョンブリ/塚田達也)