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メジャーフル参戦へ ミケルソンが52歳の大減量 「大学時代の体重」に

◇アジアンツアー◇PIFサウジインターナショナル powered by ソフトバンクインベストメントアドバイザーズ 事前(31日)◇ロイヤル グリーンG&CC (サウジアラビア) ◇7048yd(パー70)

メジャー通算6勝のフィル・ミケルソン(米国)は2023年初戦となるサウジアラビアでのアジアンツアーを前に会見に出席。大胆な減量でシャープになった顔付きで今年はメジャー全試合に出場したい意向を明かした。昨年はLIVゴルフ支持を機に4月「マスターズ」、5月「全米プロゴルフ選手権」の出場を辞退したが「年齢を重ねるにつれて難しくなる部分もあるけど、ちょうど1年半前にキアワ(※優勝した2021年全米プロ)で起こったような人生経験を作りたい。それが私のモチベーション」と力強く語った。

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前週の欧州ツアー「ヒーロー ドバイ デザートクラシック」ではロリー・マキロイ(北アイルランド)とパトリック・リード(米国)が激闘を繰り広げ、ミケルソンも「ぜひ皆に見てほしい」とツイート。「両選手とも素晴らしいゴルフをしていた。広域にわたって興味を持たれるのはゲームにとっても素晴らしいこと」とし、近日中にLIVゴルフ勢に対し、欧州ツアー出場の可否が決まることを踏まえて「あと2週間もすればすべての選手が欧州ツアーに出られるようになるはず。そうすればより多くの対決や頭脳戦が行われる可能性は高い。それは試合にとっては本当にいいことだと思う」と訴えた。

52歳で迎えた約3カ月のオフに、専門家の意見を聞いて思い切って体を絞った。「大学時代の体重。初めてプロになった時の体重に戻した」と具体的な数字こそ明かさなかったが、減量に成功したことをアピール。「ここ数年の課題は、翌日のプレーに備えることが出来なかったこと。(体の)回復にスピードが足りなかった。それがだいぶ良くなった」。練習も量より質重視に切り替えたという。

「ボールをコントロールするのは21年の全米プロがベストで、そのレベルに近いショットが出来るようになってきた。このレベルに戻すには年齢を重ねるごとに多くの調整が必要。去年の自分のプレーは恥ずかしい限りだけど、それを乗り越えて今年は本当にいい年にしたい」。約6週間あったPGAツアー時代のオフでは得られなかった手応えを胸に、メジャー全試合出場と、自らの持つメジャー最年長優勝記録(50歳11カ月7日)の更新に意欲を見せた。

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