無傷の4連勝で終えた原英莉花。19歳が日本勢を引っ張った

◇日本VSタイ（ツアー外競技）◇アマタフレンドシップカップ 最終日（23日）◇アマタスプリングスCC（タイ）

初開催となった日本とタイの親善試合が終了し、日本は2ポイント差（タイ：15ポイント 日本：13ポイント）で敗れた。16マッチでわずか5勝に終わった2日目までのダブルス戦が響いたが、19歳の原英莉花は日本で唯一、初日から無傷の4連勝をマーク。最終日のシングルス戦も勝利し、地元メディアやファンの注目を集めた。

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原がダブルス戦で3勝目を挙げた2日目のことだ。タイの報道陣が「彼女はきょう何が良かったと言っていた？ あしたは国の誇りをかけて戦うって？」と、日本の報道陣に質問してきた。タイの記者は「（今大会の日本の出場選手で）タイで一番人気よ」と続け、19歳への関心の高まりを言葉にしていた。

この日はパンナラト・タナポルブーンヤラスを1アップで下すと、後続組の応援に加わった。表彰式を終えてクラブハウスに引き上げる途中では、タイの観客から握手やハイタッチを求められた。わずか数日の滞在で、すっかり人気者になっていた。

チームは敗れたが、プライベートを含めた初の海外で大活躍。19日（水）に都内で催されたLPGAアワードに出席後、そのままタイに向かう強行日程となったが、「すべてが初めてのこと。1日1日がすごく楽しかった」と充実感を漂わせた。（タイ・チョンブリ／林洋平）