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謙虚と強気のコラボ 時松隆光&原英莉花が2連勝

◇日本VSタイ(ツアー外競技)◇アマタフレンドシップカップ 初日(21日)◇アマタスプリングスCC(タイ)

初日は男女混合のダブルス8マッチを行い、日本は2勝4敗2分け(勝ち:1ポイント、分け:0.5ポイント)の3ポイントで終えた。タイに2ポイントのリードを許したが、25歳の時松隆光と19歳の原英莉花のペアは、「かなりかみ合った」(時松)と息がぴったり。午前と午後の2試合ともコンビを組み、2連勝した。

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午前のフォアサム(1つのボールを交互に打つ)では、プラヤド・マークセンモリヤ・ジュタヌガンに6&5で完勝した。今大会が初対面という2人だが、それを感じさせない空気が包む。時松が「まあ、(原は)かわいいという印象でした」とはにかむと、原も「ゲンさんって呼んだら、ゲンちゃんにしてって言われて。和ませてもらった」といっぱいの笑顔。「ずーっと、めっちゃ面白くて、お兄ちゃんみたいだった。でもプレーは、風の読みとかラインを全部教えてもらった」と、パートナーとして頼れる存在でもある。

午後のフォアボール(それぞれのボールで回り良い方のスコアを採用)でも、時松の安定感と原の飛距離はかみ合い、4&3と相手を寄せ付けなかった。原が「なぜか1.5mくらいのパーパットを残した相手をOKにしちゃった」という後半12番では、直後に7mをねじ込み、判断ミスを帳消しにするバーディで2アップ。「負けたくない。目の前に敵がいたら、絶対に勝ちたい」と強気な“後輩”が勢いをつけると、14番からは時松が連続バーディを奪う。「最後だけですよ。あとは英莉花ちゃんが仕事をした感じでしたけど、いいところでやりましたね」と、謙虚な“先輩”が決着をつけた。

真冬の日本を離れ、この日の気温は34度に達したタイでの試合。時松は「寒いところから、これだけ変わったから少しきつい部分もあったけど、チームのために勝てて良かった」と、まずは安堵の表情だ。プライベートを含めて初めての海外という原は、「食事も大丈夫だし、海外で試合をやるのは楽しい。(チームも)やっぱり負けたくない」と表情を引き締める。ポイントゲッターとして、2日目以降も日本を引っ張りたい。(タイ・チョンブリ/林洋平)

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