旅人ゴルファー・川村昌弘の「いま僕はココにいます」
13位浮上の川村昌弘 「お助けがない」インドゴルフの難しさ
◇インドツアー◇マクラウド・ラッセル ツアー選手権 2日目(22日)◇ロイヤルカルカッタGC(インド)◇7237yd(パー72)
インドツアーの今季最終戦は2日目を終え、この日「69」で回った川村昌弘が、通算2アンダーとして首位と8打差の13位に浮上した。和田章太郎と小斉平優和は、ともに通算イーブンパーの21位。
<< 下に続く >>
3週間前のモーリシャス共和国から、南アフリカ、インドネシア、そしてインドと転戦を続ける川村。世界各国でプレーを続ける旅人ゴルファーは、100年以上の歴史があるロイヤルカルカッタGCの難しさを「お助けがない」と表現する。
「コースは狭いし、地面が硬くて、すぐティフトンのラフに入ってしまう。ハザードのないホールが1つもないし、フェアウェイもグリーンも、ぜんぶ外に向かってキックする」と、狭いターゲットに打たねばならない難しさがあるという。「日本やアメリカっぽいコースと違って、ここでは保険を掛けるショットが打てないです」。それでも、5バーディ、2ボギーの3アンダーと堅実にスコアを伸ばした。
その川村と同組で回った和田は、15番(パー5)であと少しでアルバトロスというショットでOKイーグルを奪い、続く16番もバーディ。だが、直後の17番でショートパットをミスしてダブルボギーとし、最終18番はバーディフィニッシュ。出入りの激しいゴルフで1イーグル3バーディ、2ダブルボギーの「71」と1つ伸ばすに留まり、通算イーブンパーの21位で週末に進んだ。
一方、初日に3アンダー4位と好スタートを切った小斉平は、この日はバーディを奪えず3ボギーの「75」。「ティショットがあまりフェアウェイに行かなかった」と21位に後退し、ホールアウトすると悔しそうに練習場へと向かっていった。(インド・コルカタ/今岡涼太)
<上位の成績/2日目>
1/-10/ラシド・カーン
2/-9/ラヒル・ガンジー
3/-8/シュバンカー・シャルマ
4T/-5/SSP.チャウラシア、アマン・ラジュ
:
13T/-2/川村昌弘 ほか
21T/0/小斉平優和、和田章太郎 ほか