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一時代を築いた元女王 還暦を過ぎたト阿玉のいま

第5回「日本プロゴルフ殿堂」の顕彰式が24日、ジャパンゴルフフェア会場のパシフィコ横浜で行われた。選出されたのは、陳清水(台湾)、河野高明、清元登子、島田幸作、村上隆、ト阿玉(台湾)の6人。ただ一人出席したトは「まさか、という感じ。殿堂に入ることができて本当に嬉しいです」と喜びに浸った。

トは1974年にプロ転向。第一線を退くまでに樋口久子と並ぶツアー通算最多の69勝(入会前を含む)を挙げたほか、歴代2位となる7回の賞金女王に輝いた。

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昨年9月に62歳になった。「台湾で後進の育成、ゴルフの発展に努めたい」と、在住する台湾で5年ほど前にジュニアスクールを開講した。現在のレッスン生は6人と少ないが、「若い子たちを育てたい。一生懸命やって(20年の東京五輪に)間に合うように頑張りたいです」と、台湾代表に教え子を輩出する夢を描く。

自身については「週1回くらいしかゴルフをしていない」としながらも、現役当時と変わらない細身の体。抱えていた腰痛は回復傾向にあるそうで、「また(日本の)シニアツアーで回りたい」と、3年ほど離れているツアー参戦に意欲的だった。(編集部・塚田達也)

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