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勝みなみバンザイ!「自信がついた」 2位急浮上に「65」の大貢献

2014/09/04 18:33

“やっぱり持っている”という言葉しか出てこない。長野県にある軽井沢72ゴルフ東Cで行われた「世界女子アマチュアチーム選手権」の2日目、押立コースを回った日本チームは勝みなみが7アンダー「65」をマークして、チームを牽引。岡山絵里の5アンダーと合わせてスコアを12ストローク伸ばし、通算12アンダーで首位のカナダに2打差の2位に急浮上した。

この日、一番の見せ場は15番(パー5)。残り155ヤードに7Iを握った勝の球は、ピン手前1メートルに落ちると、1バウンドしてそのままカップにガシャンと消えた。「入ったー」というギャラリーの声に応えるように、勝は両手を上げてその場でジャンプ。「入ることないだろうと思って見ていたけど、大きな声援が聞こえてみんなが手を上げていたので入ったんだと思いました」と、笑みをこぼした。

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初日は「よく分からない」と手探りの状態でラウンドを終えていたが、ホールアウト後の練習で「右足を早く上げ過ぎないように」修正し、「良いスイングが掴めた感触があった」という。コースが違うとはいえ、この日は1イーグル6バーディ1ボギーの「65」と、初日より9ストロークもスコアが向上した。

「でも、今日は8(アンダー)を出す予定だったので、7(アンダー)かぁって感じ…」と、不満そうな言葉で記者たちを驚かせると、「いや、嬉しいですよ。でも3アンダーだったら目標が高すぎてしょうがないって思えるけど、もうちょっとで目標に届いたので…」と照れ笑い。8アンダーを達成すれば初日より10ストローク改善したことになる計算だが、「(理由は)色々ありまして」と、それ以上は言葉を濁した。

この日は急遽、祖父の市来龍作さんが観戦に訪れ、勝に声援を送っていた。記者会見が終わって対面した2人は「わしの顔をみて安心したんやろ?(市来さん)」「そういうことにしておく(勝)」と微笑み合った。

初日に回った入山コースと比べ、「アップダウンがないので、カートも運びやすくて楽だった。でも、得意というのはない」。それでも、成績上位チームは明日は入山、最終日は押立(下位チームは逆)でのラウンドとなり、日本チームにとっては2日続けて同じコースを回れるというメリットがある。

「今日はすごい良かったので自信がついた。明日も今日と同じ強い気持ちで回りたい」と、同じコースに同じ気持ちで挑むことを宣言した。過去、日本チームの最高位は4位だが、初の表彰台、いや初の優勝も見える位置で大会3日目へと突入する。(長野県軽井沢町/今岡涼太)

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