勝、9打差発進にも諦めない「ゴルフは何が起きるか分からない」
115gの『K's Tour 115』登場
島田ゴルフ製作所は10月初旬、115gの中重量帯アイアン用スチールシャフト『K's Tour 115』を発売する。80年にわたる同社独自の技術力を存分に注入して高い精度を実現した。コンスタントウエイトシステムやシームレス製法はもちろんのこと、強く高い弾道を実現する「K's Tour」オリジナルステップで、アスリートゴルファーのニーズに応える仕上がりになっているという。
同社独自のコンスタントウエイトシステムは、アイアン全番手で同じフィーリングのスイングを可能とするため、素材と製造工程を各番手ごとに最適化している。具体的には、ロングアイアン用は重めに、ショートアイアンは軽めというように、重量を最適化・フローさせ、ロングアイアンではヘッドを走らせ、ショートアイアンでは操作性を重視している。
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また、カウンターバランス設計は、同社が1970年代から他社に先駆けて採用してきた設計思想。『K's Tour 115』はその思想を踏襲し、スイング軸を安定させ、ヘッドスピードの向上に一役買っている。さらに、シームレス製法も同社の製造技術の中で、特筆すべき点の一つ。はじめからパイプ状に成型した素材を加工することで、外周・内周のどちらも真円に近い加工が可能になり、スイング中の形状の歪みによる違和感を最小限に抑制しているという。
「K's Tour」オリジナルステップは、シャフト先端部のパラレル部分を短く抑え、シャフト全体の剛性を高めた、同シリーズ独自のステップ。弾きが良くレスポンスが早いため、強い高弾道を実現して、番手ごとの飛距離安定性に寄与している。
そして精度が高い115gという重量設定である。アイアンスチールシャフトの定番商品より5gほど軽量だが、よりソフトフィーリングを求めるゴルファーやスペックダウンしたくないが体力がついてこなくなったゴルファーをターゲットとしている。
希望小売価格は他社競合モデルと大きく差異のない5500円を設定。大量生産大量販売の製品ではないため、工房の利益確保商材に成り得るだろう。
問い合わせは島田ゴルフ製作所へ、042-989-2231。