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巨匠タッド・モア来日で(有)アダムスと代理店契約
2014/02/12 12:16
巨匠タッド・モア来日で(有)アダムスと代理店契約
御年72歳。パターデザイナー巨匠の一人、タッド・モア氏がこのほど来日。2月4日、都内コトブキゴルフ・ワールド館5階で、タッド・モア来日記念新商品発表会が開催された。日本での販売元は、アジア市場の総販売代理店となった(有)アダムス。タッド・モア社と昨年アジア地区の代理店契約を締結しており、同社は寿商事の安本昌煥社長がゼネラルマネージャーを務めている。
「タッド・モア」と言えば、過去ダンロップと契約して日本での知名度を上げた。80年代にはセベ・バレステロスが長きに渡り「タッド・モア」のパターを愛用し、91年にはイアン・ウーズナムがマスターズを「タッド・モア」のパターで制覇した。そして、97年にタッド・モア社を設立している。
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今回、日本で発売するパターは、タッド・モア氏がハンドメイドで、最終検査まで見届けて出荷するプロダクト。6アイテムがラインアップするが、すべて数量限定で、刻印入り、認定書付きのレアパターだ。
そのうち特徴的なパターが『TnT-1 C/N Short』と『TM―88W』。『TnT-1 C/N Short』は、ピン・アンサー型の短いクランクネックを『TnT-1』に装着したモデル。素材・1018ソフトカーボンスチールを使用し、伝統的なデザインは弧を描くパッティングストロークのゴルファーに最適だという。また、ネックが短いためトゥの返りを意識することなく、ボールを真っ直ぐ転がすことが可能なパターだ。
一方の『TM-88W』は、ニック・ファルドが使用してメジャータイトルを手にしたことで有名になった『TPA18』(テーラーメイド・ウイルソン製)からヒントを得て制作されたパター。トゥ側の膨らみ具合が、フォロースルーを意識することなく、ラインにヘッドが出せるパターにデザインされている。
両モデルの共通点が。ツーピースネックと特許であるフェースの「ウォッシュボードミーリング」。ウォッシュボードは洗濯板という意味で、フェースに加工されたミーリング。ボールにはディンプルがあり、インパクト時にディンプルの角や凹みなど、当たる場所によってボールの転がりは一定でないという。それを補正するのが、「ウォッシュボードミーリング」の役割。打ち出しがストローク通りに実現できるフェースということだ。
タッド・モア氏は、アラバマ州サルマの工房で1本1本パターを制作している。そのため、生産キャパは月100本が限界で、今回発売されるモデルも全て限定数量販売。日本での販売は年間500本が目標。レアパターとなるのは間違いない。
問い合わせは(有)アダムスへ、03-3833-9002。