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アクシネット200億越えで、VG3はゼクシオと真っ向勝負

2014/01/22 12:01

アクシネットジャパンインクは1月15日、都内展示会場で3代目『VG3』(ドライバー、FW、UT、アイアン、ボール、ウィメンズクラブ)の記者発表会を開催した。

発表会冒頭の挨拶で、同社の中村孝社長は、「昨年度は二桁成長を遂げました」――。と、ニンマリ。特に2013年は、ボール「プロV1」の発売年でもあり、クラブ「913」シリーズも好調。同年新規参入したタイトリスト、FJの両アパレルは、合計で目標としていた売上10億円を突破した。その結果、全ブランドでの売上合計も悲願の200億円を上回った。業界におけるポジションもジャンプアップしており、ダンロップスポーツを始めとする先頭集団も見えてきた。

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しかし、中村社長は口元を引き締める。「どういう業界順位にあってもチャレンジ精神を忘れずに、常に先を見ていきます」――。

ところで三代目となった「VG3」は、飛距離を追求したゴルファーをターゲットとした日本市場専用モデル。使用者調査によると、年齢層だけでも40~60歳代と幅広く、自分のスタイルを貫く「913」ユーザーと異なり、その多くがサポート機能を求めている。そのため、弾道調整機能「シュアフィットツアー」を搭載した初めての「VG3」という位置づけだ。

特筆すべきはドライバーの価格で8万円(税別)を設定しており、このプライズゾーンは「ゼクシオ」の主戦場。加えて、「VG3」は日本人の嗜好性に歩調を合わせた開発を行ったというから、「ゼクシオ」を意識していないわけがない。「ゼクシオ」に真っ向勝負を挑むのか?

「『ゼクシオ』は多くのユーザーが愛用しているブランドだと認識しています。しかし、今回の『VG3』は、そちらに負けない仕上がりになっていますので、是非試して頂きたい」(中村社長)

2014年の販売構成比は、クラブ5割、ボール2割、シューズ、アパレル、アクセサリーで3割を計画するが、中村社長はシェア拡大について、語気を強める。「攻めます!総合ゴルフメーカーとして、ゴルフ産業内でのシェアを全体的に上げていきたい」

今年のアクシネットを担う「VG3」シリーズは、クラブが2月下旬、ボールは3月中旬の発売予定。シェア拡大に向けて「VG3」は、好スタートを切れるのか?

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