これまで日本ゴルフツアー機構(JGTO)の最高政策決定機関とされてきたポリシーボードから、トーナメント振興協会(GTPA)が脱会することがあきらかになった。

これまで新生のゴルフツアー機構は主催者団体である日本ゴルフトーナメント振興協会(鳥井道夫理事長)、また選手会（ジャパンゴルフツアー選手会）と3者共同して実質的な政策決定にあたってきた。しかし振興協会は「これ以上協会が関与しなくても、JGTは十分やっていける」との趣旨で、手を引くことを言明。「今後も支援の姿勢に変わりはない」とは言っているが、ようするに手切れとなった。

協会はもう一つの理由として、協会の最高決議機関である理事会と、ポリシーボード決議との整合性の問題をあげており「二つの意志機関が並立するような印象を与えて会員の混乱の原因となる」としている。ちなみに会員とは、要するに競技主催者のこと。