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“クラブ投げ”のトミー・ボルトが殿堂入り

1958年の「全米オープン」チャンピオン、トミー・ボルトの「ゴルフの殿堂」入りが決まった。トミー・ボルトといえば、その「キレぶり」で知られ、よくゴルフクラブを投げ捨て怒りを爆発させていた姿が記憶に残ってる。その様子から「テリブル・トム」の相性で呼ばれていたトミー・ボルトはPGAでキャリア15勝、「全米オープン」を征した1958年にはPGA賞金ランキングの7位をマーク。1955年と1957年のライダーカップ選抜メンバーを務め、1969年には「全米シニアプロ選手権」でシニアのメジャー優勝も果たしている。

トミー・ボルト「僕は良くキレるっていわれていたけど、それは自分に自信があったからさ。58年の全米オープンの時、スタート前から僕が優勝候補だと信じていた。でもマスコミもギャラリーもサム・スニードとか他の奴らを贔屓しててね。しかし、僕は1番でバーディを決めた時点で優勝は自分と確信、クラブハウスの方を見て、キャディに2位は誰になるかな?と言ったことを今でも覚えているよ。」

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ゲーリー・プレーヤー「トミーにはよく、もし怒ってクラブを投げ捨てる時は中途半端にするなって言われた。投げ捨てるならプロらしく格好良く投げろってね。まぁ、僕はクラブを投げたりはしないけど、彼のスタイルは素敵だと思うよ。トミーの怒りは自分に向けられているもので、いくら彼がコースで怒っても、他のひとに当ったり迷惑をかけるものじゃないから、誰も嫌がってなんていなかったよ。」

すでに80歳以上の高齢になったトミー・ボルト。性格もだいぶ丸くなったが、ユーモアのセンスとゴルフの腕前は健在で、トミーを今でも彼の友人たちは「チャンピオン」と呼び続けている。授賞式は11月。「ザ・ゴルフ・チャンネル」で衛星生中継予定。

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