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アメリカ同時多発テロを祈念して「感謝ゴルフ祭」

2003/05/06 09:00

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロを祈念して、ニューヨーク消防隊(FDNY)主催のゴルフ大会が開催される。主旨は、テロで亡くなった仲間の遺族への寄付金を集めるチャリティ目的が主だが、一方で9月11日以降に全米の消防隊員から寄せられた協力や寄付金に対する感謝を捧げる会として開かれる。いままでにも消防士たちの間で開催され「ゴルフ・アウティング(ゴルフ競技会)」、ゴルフはニューヨークのみならず、全米中の消防隊員に支持されているスポーツ。その大きな理由は、ゴルフがもっともチャリティに貢献しているプロスポーツだという点が大きいと、FDNY9-11祈念ゴルフ競技会トーナメント・ディレクター、ケビン・オブライエン氏は語る。

ケビン・オブライエン
「あのテロ事件の後、全米中の消防隊員が数千人もの人達がニューヨークに駆けつけてくれて、消防活動を手伝ってくれたり、葬儀に参列してくれるなど、精神的に多くの助けをくれたんだ。だから助けてくれた人達とゴルフをしながら感謝を述べて、一体感を味わうことが今のFDNYには必要なんだ。例えば、ケンタッキー州の人口8000人の町が高速道路の入り口で寄付金を募り、なんと5万ドルを集めてくれたんだ。こういった話をより多くの人々に知ってもらうためにも、このゴルフ競技会を開催して、多くの消防隊員やその家族、また我々を助けてくれた方々と一緒に過したい」

今回の「FDNY9-11祈念ゴルフ競技会」も目的のひとつはチャリティ。9月11日のテロだけでなく、仕事で命を落とした消防隊員の遺族を助けていく基金が設立されている。

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