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祝日本男子ゴルフ界初!青木功「世界ゴルフ殿堂」入り

アメリカ東部時間、2004年11月15日の夕刻にゴルフ界の聖地、セント・オーガスティンのゴルフ・ヴィレッジに建つ「世界ゴルフ殿堂」で青木功トム・カイト、チャーリー・シフォード、そしてマーリーン・ストレートといった4名の受賞式典が行なわれた。3人のプロと1人のアマチュア。2人のアメリカ人と日本人にカナダ人。国籍や戦歴は違えど、4人に共通するのは類稀な才能だけでなく注いだ努力と鍛錬。そして、ゴルフを通じて成し遂げてきた様々な貢献。4人ともがゴルフ界の「開拓者」の役を担ってきた。

青木功は言うまでもなく日本を代表するプレーヤー。日本のゴルフ界は青木の背中を見て、その足跡を辿りながら今日を迎えている。世界の桧舞台で青木功がスポットライトを浴びたのは1980年の全米オープン。ジャック・ニクラスとの死闘を繰り広げ、世界中にアジアに青木ありと知らしめた。

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チャーリー・シフォードはアフリカ系アメリカ人たちにゴルフ界への扉を開いた。1940年代にジャッキー・ロビンソンがメジャーリーグで黒人プレーヤーのために道を切り開いたように、チャーリーが戦ったのだ。しかしジャッキー・ロビンソンはチームメイトに支えられ成し遂げたが、チャーリーは白人社会であったゴルフ界でたった1人、辛抱強く戦った。悲しい、悔しい日々もあったという。

トム・カイトはテキサス州出身プレーヤーとして13人目の殿堂入りを果たす。42歳で念願の全米オープンを優勝。決して華々しいプレーヤーではないが、努力の人として彼がゴルフ界に与えた影響は大きい。そして、カイトが20年近くも前に始めたトレーニング手法が現代のゴルフに多大な影響を与えた。

トム・カイト
「20年近く前に様々なティーチングプロやトレーナーたちとチームを組んで、筋力アップから精神的なメンタルトレーニングまで様々な観点からスキルアップするトレーニングを始めたんだ」
マーリーン・ストレーツはカナダ人プレーヤーとして初の殿堂入りとなる。しかし全豪女子アマ、全英女子アマ、カナダ女子アマ、そして全米女子アマのすべてのタイトルに輝いた唯一の人物として、この栄誉は当たり前だと、カナダ中が喜んでいるという。

◇世界ゴルフ殿堂入り式典の模様は11月16日(火)午後10:00~午前1:00まで、予定されていた2時間を3時間に拡大して放映予定。

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