ゴルフにも効果的 イスに座ったままできる“肩すっきり”ストレッチ
2023年 アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権
期間:03/09〜03/12 場所:シンガポールアイランドCC(シンガポール)
縮まらなかった4打差に「去年と一緒」 悔しさを育てた荒木優奈の4カ月
◇アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権 最終日(12日)◇シンガポールアイランドカントリークラブ(シンガポール)◇6343yd(パー72)
去年11月の大会も、首位と4打差で最終日を迎えて3位に終わった。「去年と一緒、変わらなかった」と悔やむ表情に、前回は表に出さなかった悔し涙がにじんだ。
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自身初の海外渡航だった昨年は、「最後まで思い切り楽しもう」と決めてスタートを切ったら強かった。ボギー発進から崩れることなく「69」をマークして、日本勢最上位の3位でフィニッシュ。「次こそは優勝できるように頑張りたい」と、笑顔に少しの悔しさをにじませて4日間を戦い切った。
4か月経った今回は勝ちたい気持ちが強かった。今年1月の「オーストラリアン・マスター・オブ・アマチュア」で優勝し、「クィーンシリキットカップアジア太平洋女子招待ゴルフチーム選手権」で日本を代表して戦った。前回より海外の経験値も、自信もつけて臨んだ。なのに、同じ4打差を追いかけた最終日は朝から肩に力が入った。1番で3パットを叩いてボギー発進、悔しさを隠しきれずにうつむいた。
直後には果敢にショートサイドを狙ってバウンスバックを決めたが、思うようにスコアは伸びない。パープレーで終盤へ。15番(パー4)でダブルボギーを叩きながらも、「最後まで諦めずにプレーはできました」と上がり3ホールで2つ獲り返してホールアウト。5バーディ、3ボギー1ダブルボギー「72」。勝負の日がパープレーで、今年も3位で大会を終えた。
「今思うと、やっぱり力が入っていたし、気持ちが前に出すぎた」とこぼした。「優勝を狙っていたので、まったく納得いっていない」と悔しさと受け止めた「3位」の結果は、去年とは一味違った。
この日の夜の便でオーストラリアに飛び、ナショナルチームの合宿を経て、次戦は30日開幕の「オーガスタナショナル女子アマチュア」(ジョージア州オーガスタ)に出場する。「あと2週間、万全の状態で臨みたい」と涙をぬぐった。(シンガポール・サイムロード/谷口愛純)