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「泣かないことが目標」だった 橋本美月がオーストラリアで頂点に

◇女子アマチュア◇オーストラリア女子アマチュア 最終日(13日)◇ニュースサウスウェールズGC◇パー74

最後は同じナショナルチームの馬場咲希(代々木高2年)との争いだった。橋本美月(東北福祉大2年)は単独首位から4バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「73」で回り、通算11アンダーで優勝。「とにかく勝ち切れたことが何よりもうれしいです」とタイトルを喜んだ。

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後続に3打差をつけて迎えた最終ラウンドは前半4番でダブルボギーが先行。「取り返せるホールがあったので、なんとかプレーしていました」と攻め気を失わなかった。続く5番(パー5)のバウンスバックで息を吹き返し、後半はリーダーボードを見ずにプレー。「今週はトレーナーも来てくれて、身体がうまく動かせるようになってしっくりきた」と最後まで集中力を高く保った。

荒木優奈(日章学園高2年)が優勝した前週の「オーストラリア・マスター・オブ・アマチュア」では25位に終わった。初日の「69」から、2日目以降「77」「82」「80」で通算16オーバー。「スイングの修正中で何もかもうまくいかなくて、メンタル的にもやられていた」と毎日、涙を流したという。

「(コーチのガレス)ジョーンズさんに今週は『泣かないようにすることが目標』と言われていた。本当に良かったです」。悔しさを味わったからこそ、2021年「アジアパシフィック女子アマ」に続く海外のタイトル奪取への手応えも大きい。「先週悪いゴルフだったところから、いいゴルフができた。自信になる勝ち方」と胸を張った。

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