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石川遼がプロに混じって7位タイスタート!/埼玉オープン初日

「埼玉オープンゴルフ選手権大会」の初日が25日(月)、埼玉県の嵐山カントリークラブで行われた。本大会は明日26日(火)までの2日間競技で、プロとアマの混合競技。「マンシングウェアオープンKSBカップ」を制した"ハニカミ王子"こと石川遼(杉並学院高1年)が参加することで、高い注目を集めている。

石川は、最終組となる9時52分にアウトコースからスタート。スタートホールのティショットをフェアウェイのど真ん中に運ぶと、第2打をピン左1.5メートルにつけ、いきなりバーディチャンスを迎える。しかし、これを外してしまいパースタート。

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「今日は狙ったところにパターが打てなくて・・・。その内、自分が読んでいるラインにも自信が持てなくなってしまいました」と話す石川は、その後もバーディチャンスをものにできず、スコアを伸ばせない展開が続く。

そして5連続パーで迎えた、右ドッグレッグの6番パー5。思い切りよく振りぬいたティショットは、見事にショートカットに成功。残り155ヤードの第2打をピン手前3メートルにつけ、絶好のイーグルチャンスを迎える。これは惜しくも外したものの、楽々バーディを奪取。続く7番をパー、8番をボギーとしたが、9番パー5では第3打をピン手前2メートルにつけ、この日2つ目のバーディ。前半を「35」の1アンダーで終えた。

後半の出だしとなる10番パー4、会心のティショットは300ヤード近く飛び、残りはわずか45ヤード。ここからピン手前3メートルにつけ、余裕のバーディを奪った。このまま流れに乗るかに思われたが、続く11番パー3では7メートルからの3パットを犯してボギー。その後も要所でパットが決まらず、パーが並ぶ展開に戻ってしまう。

しかし、ここから石川が本領を発揮。17番パー4では、ピン手前6メートルのバーディパットを沈めて2アンダーに戻す。さらに続く18番パー5。第2打をグリーン左のガードバンカーに打ち込むと、ここでスーパーショットが飛び出した。眼前にある木の枝により、ピンがスタイミーになっていたため、通常のエクスプロージョンによるバンカーショットを封印。フェースをかぶせ、打ち込むようにフェースを直接ボールに当て、低く出すことで木の下を通した。これがピン手前2メートルにからみ、連続バーディ。本人も「完璧でした」と振り返るショットが最後に飛び出し、「69」の3アンダーでホールアウトした。

この日のラウンドを「ぜんぜん満足していません。むしろ赤点」と評した石川だが、3アンダーは首位と5打差の7位タイ。「マンシングウェア~」では7打差をひっくり返した石川にとって、5打差はまだまだ圏内という気持ちは強いはず。「明日は自分の力を精一杯出せればチャンスがあると思う」と意気込んでいた。

なお、首位は8アンダーでアマチュアの渡辺悠。単独2位には7アンダーで兼島賢次が続いている。4オーバーまでの109名が明日の2日目に進出、石川は9時24分にスタートする。

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