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馬場咲希は「迷わず」2打差3位で最終日へ 宮里藍さんとの同伴ラウンド権ゲットへ

◇女子アマチュア◇宮里藍インビテーショナル Supported by SUNTORY 初日(24日)◇PGM石岡GC(茨城)◇6188yd(パー72)

中学1年から高校2年の女子ゴルファーを対象にした2日間競技が始まり、8月の「全米女子アマチュア選手権」を制した馬場咲希は5バーディ、1ボギーの「68」で第1ラウンドをまとめた。4アンダーの3位から2打差の首位を追い、逆転優勝を狙う。

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前週の国内ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」では予選落ち。馬場は昨年に続く参加となったジュニアイベントで、宮里さんの教えを授かり「ミスした時にポジティブに。悪いことをできるだけ考えないようにした」。停滞した序盤を経て前半16番(パー5)で4.5mを沈めて初バーディ。「もう少し伸ばせた」内容と振り返ったが、「アイアンショットは良かった。あしたはパットをきょうよりも決めたい」と意気込んだ。

ラウンド終了後にレッスン会が行われるのも大会の特徴。技術的な指導ではなく、この日は“座学”で18ホールのプレーを振り返った。「きょうは何が良かったか」を思い出すのが「ビジョン54」の上達メソッド。「記憶を積み重ねることで、プレッシャーがかかる場面で自分の力を最大限、発揮できる」と宮里さん。馬場は「迷わないこと。パットを結構外したが、思ったところに打ち続けたこと」を、一日やり抜いたポイントに挙げた。

首位に立つのは「66」をマークした2人。徳永歩(ECC学園高2年)もすでに国内ツアーへの参戦経験があり、今年の「宮里藍サントリーレディスオープン」にも出場。宮里さんと“再会”した今回は「名前を覚えてくださっていてうれしかった」と感激した。

前日のレッスン会で宮里さんは「ビジョン54」のメソッドを出場選手に伝授。(1)打つ前に状況を判断するルーティンである「シンクボックス」、(2)そこで決めたことに専念し、五感を優先させてクラブを振り切る「プレーボックス」、(3)1打を振り返る「メモリーボックス」の3要素を分けることの重要性を説いた。徳永も「今まではアドレスに入ってからも『こっちのほうが良いかな』『あっちに打ってはいけない』となっていたのを、そう思わないよう意識した」と、さっそく実践した。

叶結衣(沖学園中3年)は昨年の「福岡県ジュニア」のチャンピオン。「とくに“メモリーボックス”を意識しました。冷静にできたと思います」と話した。「ショットがきのうすごく悪かったけれど、5mくらいには寄ってくれた。パットが入って良かったです」

高校生に交じって試合をリードし、こちらも目標を優勝に定めている。上位5人は来年の「サントリーレディス」の予選会出場権を獲得するほか、優勝者は特典として宮里さんとのエキシビションラウンドの権利もゲット。「(一緒に)回っていろいろ勉強したいです」と力を込めた。(茨城県小美玉市/桂川洋一)

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