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遼、6ホールでイーブンパー「内容の濃いラウンドにしたかった」

国内男子ツアー開幕戦で堂々の5位タイに入った石川遼。2戦目となった「つるやオープン」は、石川の関西デビュー戦となる為、朝からの雨と寒さにもかかわらず、晴天となった去年初日を上回る2,202人のギャラリーが会場に訪れた。

当初は12時42分のスタート予定だったが、石川がスタートしたのは約4時間遅れの16時40分過ぎ。スタートホールとなった10番は335ヤードと短いパー4で、グリーンの手前右サイドに池がある為、ほとんどの選手がティショットにアイアンを使用する。だが、石川は迷わずドライバーを手にし、思い切り振りぬいた。「10番はドライバーを握る選手はほとんどいないと思うので、『あ、驚いてるな』と思いました」。

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ギャラリーもその若さあふれるプレーに思わず歓声を上げる。ティショットはフェアウェイを突き抜けラフに入ったが、そこからのアプローチを4mにつけてバーディ奪取。わずか1ホールで石川はギャラリーを虜にした。

「出来るだけ内容の濃いラウンドにしたかった」という石川。その後は、13番でボギーを叩いたが、「6ホールだけでも、しっかり成長させようと思ったけど、なんとか出来た」と納得の表情を見せた。この日は6ホールを終えて、1バーディ1ボギーのイーブンパー。暫定36位につけた。

開幕戦に続いての降雨による中断、そしてサスペンデッド。「誰が雨を降らせているのか、わからないけど」という石川。「まさか僕じゃないだろうと思う」と続ける。それでも、「それはそれで良い経験になる」と前向きな気持ちは失わなかった。

「明日は長い1日になると思うけど、朝の練習から気合を入れて、“朝早い”って感じがしないようにしたいです」という石川。天気の回復が予想される明日、30ホールを消化して上位進出を目指す。

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