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涙腺崩壊のオーガスタ進出 六車日那乃は予選落ちからリベンジ達成

◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア 2日目(30日)◇チャンピオンズリトリート(ジョージア州)◇6410yd(パー72)

六車日那乃(日本スポーツウェルネス大)は「すごくうれしいです…」と言った後、しばらく言葉が続かなかった。とめどなくあふれる涙が思いの強さを物語った。

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昨年大会は10オーバー51位で予選落ち。オーガスタナショナルGCで行われる最終ラウンドに残れなかった。初日32位と圏外からのリベンジを引き寄せたのは、一年間の積み重ねにほかならない。「ボールを止められないと意味がない。トレーニングはもちろん、打ち方、高さを意識して練習してきました。ボールの“内容”が良くなりました」。このチャンピオンズリトリートで突き付けられた課題に正面から向き合ってきた。

2番でボギー先行と苦しい序盤から、前半だけで3バーディを奪い返してカムバック。「日本から応援に来て、サポートしてくれている人もいます」。力強い声援にも背中を押された。17番(パー3)でボギーを喫して迎えた最終18番(パー5)。3打目勝負で4mに絡め、バーディフィニッシュに白い歯がこぼれた。

バッグを担ぐのは昨年と同じジョナサン・エステイさん。六車が味わった悔しさを一番近くで見ていた相棒は必死にサポートしてくれた。オーガスタナショナルGCのキャディでもあり、知り尽くしたコースでの最終日もきっと頼りになる。「キャディさんはもう完ぺきなので、私次第かな」。うるんだ瞳のまま、晴れやかに笑った。(ジョージア州エバンス/亀山泰宏)

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