失意のち“同じ”フランスで得た自信 古江彩佳「優勝っていうことを、忘れていた」
2024年 アムンディ エビアン選手権
期間:07/11〜07/14 場所:エビアンリゾートGC(フランス)
「ありえないぐらい本当にうれしい」 古江彩佳が逆転で涙のメジャー初優勝 日本勢史上4人目の快挙
2024/07/14 22:44
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 最終日(14日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)
1打差2位から出た古江彩佳が1イーグル6バーディ、2ボギー「65」でプレー。通算19アンダーで逆転し、メジャー初優勝を挙げた。ホールアウト後に涙を流した。22年「トラストゴルフ スコットランド女子オープン」以来となるツアー2勝目。
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通算17アンダー首位タイで迎えた18番(パー5)では2オンに成功し、イーグル締め。ホールアウト後のインタビューでは「本当に15番ぐらいまで我慢のゴルフだったんですけど、自分を信じてゴルフをやれたのが、最後いっぱいバーディを取れた。ありえないぐらい本当にうれしいです」と歓喜した。
大会は2013年にメジャーに昇格。それ以前の1997年に小林浩美、2009年、11年に宮里藍さんが優勝しており、大会としては3人目の日本勢優勝。メジャーとしては初の日本人チャンピオンになった。日本勢のメジャー優勝は、樋口久子(1977年全米女子プロ選手権)、渋野日向子(2019年AIG女子オープン)、笹生優花(2021年、24年全米女子オープン)に次いで4人目。
大会にはスポット参戦した2021年が初出場。「東京五輪」の出場権を逃し、悔しさを抱えて臨んだ本大会で4位に入り、米ツアー本格参戦を決めるきっかけになった。
米ツアー本格参戦3シーズン目の今季は、ここまでの16試合で8度のトップ10。五輪ランキングの日本勢トップ2をキープして8月の「パリ五輪」代表入りを目指していたが、山下美夢有が6月「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」を2位で終えてランキングの逆転を許し、再び代表入りがかなわずに本大会を迎えていた。