勝利の余韻は短めに 畑岡奈紗は日本勢2人目のメジャー制覇へ
2019年 キア・クラシック
期間:03/28〜03/31 場所:アビアラGC(カリフォルニア州)
畑岡奈紗が逆転で通算3勝目 初めて4日間大会を制す
◇米国女子◇キア・クラシック 最終日(31日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6558yd(パー72)
畑岡奈紗が今季出場4試合目で、シーズン初優勝を手にした。1打差を追ってスタートした最終ラウンドを6バーディ、1ボギーの「67」として通算18アンダーで逆転し、2018年「アーカンソー選手権」、同年「TOTOジャパンクラシック」に続くツアー3勝目を飾った。
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過去の2勝はいずれも3日間大会で、4日間72ホールでの優勝は初めて。次週のメジャー初戦「ANAインスピレーション」に向けて、弾みをつける勝利となった。
日本人の米ツアー3勝は、2017年「テキサスLPGAシュートアウト」を制した野村敏京に続いて5人目。勝利数では岡本綾子(17勝)、宮里藍さん(9勝)、小林浩美(4勝)に次ぎ、野村と並んだ。
畑岡は出だしの1番で、1m強のチャンスを決めて首位に並んだ。3番(パー3)、5番(パー5)といずれも1m以内につけて前半アウトで3つ伸ばし、1打リードの単独首位でハーフターン。15番のバーディでリードを3打に広げ、ガッツポーズを作った。
短いパー4の16番で1打目を池に入れて唯一のボギーとしたが、3打目をピンにからめた17番(パー5)でバウンスバック。3打リードで迎えた最終18番をパーで締めくくった。
通算15アンダーの2位にダニエル・カン、アサハラ・ムニョス(スペイン)、コ・ジンヨン、パク・ソンヒョン、朴仁妃(いずれも韓国)の5人が続いた。
ほかの日本勢は野村敏京が通算7アンダーの23位、上原彩子が通算1アンダーの55位、横峯さくらが通算イーブンパーの59位で終えた。
<上位の成績>
優勝/-18/畑岡奈紗
2T/-15/ダニエル・カン、アサハラ・ムニョス、コ・ジンヨン、パク・ソンヒョン、朴仁妃
7T/-14/シダパ・スワンナプラ、キム・ヒョージュ、チェ・チェラ、ハー・ミジョン、ギャビー・ロペス