最終ホールでバーディを奪い、宮里藍をかわしてツアー初勝利をl飾ったチェ・ナヨン（Donald Miralle /Getty Images）

カリフォルニア州にあるトーリーパインズGCで開催されている、米国女子ツアー第21戦「サムソンワールド選手権」の最終日。チェ・ナヨン（韓国）が通算16アンダーでツアー初優勝を手にしている。逆転優勝を狙った宮里藍は単独2位でフィニッシュした。

首位と3打差の単独3位からスタートした宮里藍。この日も見事な集中力を発揮し、7番から連続バーディをマークして前半終了。多くの選手がスコアメイクに苦しむ中、後半に入ってからもノーボギーを続け、16番のバーディでついに単独首位に立つ。しかし、今季2勝目を目前にして迎えた最終18番で、痛恨のボギーを叩き通算15アンダー。次の最終組を回るチェと並びフィニッシュした。一方のチェは最終ホールでバーディを決め、宮里はあと一歩のところで優勝を逃してしまった。この悔しさをバネに、更なる飛躍を期待したい。

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単独首位で最終日を迎えたチェは、前半6番までに1イーグル2バーディを決め、一時は宮里に7打差をつけるなど、首位を独走。しかし、前半上がりホールでボギーを叩くと、これまでの流れが一変。後半のスタートで連続ボギーを叩き、さらに15番でもボギーを叩いて一時は宮里に首位の座を譲ったが、最終ホールで驚異の集中力を発揮し逆転のバーディをマーク。通算16アンダーとして、嬉しいツアー初優勝を手に入れた。

通算11アンダー、単独3位には申智愛（韓国）。前回チャンピオンのポーラ・クリーマーは、ロレーナ・オチョア（メキシコ）と並んで通算9アンダー、4位タイでフィニッシュしている。