LPGA国対抗「ソルハイムカップ」最終日
2002年 ソルハイムカップ
期間:09/20〜09/22 場所:インターラッチェンCC(ミネソタ州)
1996年大会の再現!米国がシングルスのマッチプレーで逆転勝利
米国対欧州の女の闘い「ソルハイムカップ」は、2日目終えて欧州チームが9対7で2ポイントのリード。残すは最終日のマッチプレー12試合で決まる。
トップバッターで登場したのは、米国がベテランのJ.インクスターで欧州はR.カリード。スタートの1番ホールで、カリードがバーディを奪い1アップにしたが、すぐにインクスターがオールスクエアに戻した。その後はインクスターペースで進み、4&3で米国が第1試合を制した。
第2試合でも米国のL.ディアスが、欧州のP.マーティに隙を与えず5&3で圧勝。この時点で米国が通算ポイント9対9に追いついた。
3、4試合は互いに1勝づつ挙げると、5、6試合目は接戦の末、引き分け。0.5ポイントづつ分け合うことになった。この6試合目には、欧州のエース、アニカ・ソレンスタムが登場したのだが、ウェンディ・ウォードが一歩も引かなかった。
そして、勝負は後半の試合にたくされ、選手たちもプレッシャーとの戦いで本来の力を発揮できない場合や、普段以上のミラクルショットが出ることもある。9試合目に登場したL.デービーズ(欧州)とメグ・マローン(米国)との対決は、メグマローンがチップインバーディを奪うなど、勢いに乗って勝負をつけた。
欧州チームのもう一人の切り札、カリン・コークは11試合目に登場。米国のリードが広がり、絶体絶命の状態に、ソルハイムカップ全勝のコークが中盤ゲームを支配したが、引き分けに終わってしまった。これで勝負あり。最終12試合目も米国が勝ち、通算成績は15.5ポイント対12.5ポイント。米国が96年大会と同じ展開で9対7から、マッチプレーで逆転優勝。
通算の対戦成績は米国の5勝2敗となった。次回は、来年2003年に開催され、その後は奇数年に行われることになっている。
*フォーボール:各ホールごとにチームの2選手のよいほうのスコアを採用し、18ホールの合計スコアとする。
*フォーサム:チームの2選手がひとつのボールを交互に打ってプレーし、18ホールの合計スコアとする。
◇米国選抜メンバー
J.インクスター、L.ディアズ、R.ジョーンズ、M.レッドマン、C.カー、M.マローン、B.ダニエル、W.ウォード、E.クライン、K.キーニー、K.ロビンス、P.ハースト、D.デラシン
◇欧州選抜メンバー
H.アルフレッドソン、R.カリード、L.デービース、E.エスティル、S.グスタフソン、M.ヨース、K.イシェール、C.コーク、P.マーティ、M.マッカイ、S.ペターソン、I.ティニング、A.ソレンスタム