米国女子ツアーもいよいよ開幕を迎える。「LPGA 武富士クラシック」が2月28日（木）から3月2日（日）までの3日間、ハワイ州ハワイ島のワイコロアビーチ リゾートで開幕される。昨年は1月第2週からスタートしたが、今シーズンは2月の末。約2ヶ月も長いオフシーズンとなった。今シーズンの試合は全33試合、昨年よりも5試合少なくなっている。

開幕戦は常夏の島ハワイが舞台となるが、この試合に日本から総勢7名が出場する。昨年もツアーで活躍した福嶋晃子、小林浩美。昨年末のQスクールを突破した片野志保、小俣奈三香。試合数の条件付きではあるが、ほとんどの試合に出場可能な中島真弓。この5人が今シーズンどこまで頑張るか注目したい。

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そして、スポット参戦で藤井かすみと天沼知恵子が出場する。昨シーズンともに初優勝を上げ、その勢いで日本ツアーのトップ選手になった2人は、この試合の冠スポンサーが日本企業ということもあり、推薦で出場することになった。

天沼といえば昨年だけで5勝を上げ、終盤の賞金女王争いで不動裕理に敗れ、肥後かおりに交わされ3位になってしまった。したがって、海外メジャーの招待は難しい状況になってしまったが、今回のようなチャンスをモノにして、実績を積んでもらいたい。

昨シーズンの米国女子ツアーはトップ3の強さが目立った。特に2年ぶりに賞金女王に返り咲いたA.ソレンスタムは1年間を通して安定した強さを保った。そのソレンスタムが開幕戦から登場してくる。

先週行われた「オーストラリアン・レディースマスターズ」では、地元のK.ウェッブが前人未到の5連覇を狙っていたが、ソレンスタムがプレーオフに持ち込み逆転で優勝をさらっている。ライバル対決は今年もすでに始まっている。

昨年のこの大会では優勝を狙える位置にいたのだが、L.ケーンに逆転優勝を許してしまった。今年はライバルのウェブ、朴セリが出場していないだけに、開幕戦からダッシュをかけたいところだ。