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米国女子「武富士クラシック」今季最長プレーオフへ突入

54ホール目にクリスティ・カーが1メートル弱のパーパットを決めていれば、すんなり終われた試合だった。カーはバックナインで4つのボギーを叩いてしまい、楽な逃げ切り優勝かに思えた「武富士クラシック」の最終日を長いプレーオフへと変えてしまった。米国女子ツアー史上2番目に長くかかった今回のプレーオフ。相手は韓国出身のルーキー、ソル・アン・ジオンだ。

プレーオフ1ホール目、ジオンにバーディチャンスが訪れた。しかしわずかにカップ右に外してしまい、2ホール目へ。その2ホール目ではカーにバーディチャンス。しかし打った瞬間にカメラのシャッター音が入るアクシデントでわずかにショート。カーはカメラマンに向かって怒りを露わにし、声をあげていた。プレーオフ3ホール目は両者パー。4ホール目では5メートル近いパーセーブをジオンに先に決められプレッシャーをかけられたカーであったが、2メートル半のパーパットをしっかり決めて、5ホール目へ。18番に戻ったプレーオフ5ホール目、カーがバーディパットを外した後、入れればジオンの勝ちというバーディトライ。しかしボールはカップ縁を舐めつつも蹴られてしまう。プレーオフ6ホール目は両者パー。

そして迎えたプレーオフ7ホール目、ついにジオンの集中力が切れた。ジオンの2打目はグリーンを大きくオーバー。さらに3打目のアプローチもグリーンをとらえることができずトラブル続き。結果カーには1メートル弱から2パットできる余裕が与えられ、長い戦いに終止符が打たれた。



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