カリフォルニア州のランチョミラージュにあるミッションヒルズCCで行われている、今季メジャー第1戦「クラフトナビスコ選手権」の3日目。首位スタートの女王アニカ・ソレンスタムが、ムービングデーに勝負をかけて混戦から抜け出した。

序盤から果敢に攻めていったアニカは、前半で4つスコアを伸ばし勢いに乗ると、難しいコースが続く後半でも、さらにスコアを2つ伸ばしてホールアウト。この日のベストスコア「66」をマークし、通算11アンダーの単独首位。アニカが今季初めのメジャータイトルに王手をかけた。

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アニカの猛チャージにより、大きく水を空けられてしまったが、通算6アンダーの2位には、同じく首位スタートのベテラン、ロジー・ジョーンズがつけている。バーディの後にボギーとなかなかスコアを伸ばせずにいたが、最終18番で執念のバーディを奪い、この日も1つスコアを伸ばした。

また通算4アンダーの3位タイには、クリスティ・カーと金美賢（韓国）の若手2人。カーは、2日目に続きスコア「70」をマークして着実に順位を上げている。一方、昨年の覇者グレース朴は、3日目に大きく崩れてスコアを4つ落とし、通算1オーバーの21位タイに後退した。

そのほか日本の宮里藍が、出入りの激しいゴルフを展開。インコースからスタートした宮里は、10番ボギーの後、11番パー5で快心のイーグルを奪取。しかし、その後ダブルボギーを2つ叩くなど我慢することができず、2つスコアを落として通算9オーバーの57位タイに低迷。不動裕理は、バーディを2つ奪うもボギーが続いてしまい、3日間続けてスコア「75」とし、宮里と同じく通算9オーバーの57位タイで3日目を終えている。