注目選手のスイングをスーパースローでチェック!
2010年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:02/25〜02/28 場所:タナ・メラCC(シンガポール)
藍が首位タイに浮上! 桃子、さくらも逆転圏内で最終日へ
シンガポールにあるタナ・メラCCで開催されている、米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」の3日目。首位に1打差の3位タイからスタートした宮里藍が1イーグル、3バーディ、2ボギーの「69」をマークし、通算7アンダー。ジュリー・インクスターと並んで首位タイに浮上し、2週連続優勝のチャンスを引きよせた。
圧巻は、269ヤードと距離が短い16番パー4だ。ティショットをドライバーで1オンに成功すると、12メートルのスライスラインを読み切り、1オン1パットのイーグルを奪取。「途中からラインに乗っていたのが分かったので“よっしゃ”と。それで、ああいう大きなリアクションになった」と、ボールを目で追いながら2、3歩ほど歩き、大きなガッツポーズを見せた。「先週に勝っている分、プレッシャーもあるだろうし、期待してくれている人も多いと思う。明日も自分のプレーに徹すれば、良い結果がついてくると思う」。
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上田桃子は、最終18番で1.5メートルを沈めてバーディフィニッシュとするなど、6バーディ、2ボギー。連日の「68」をマークして通算5アンダーの3位タイに浮上し、逆転優勝も十分に狙える位置で最終日を迎える。「この2週間の経験を活かし、いかに周りを見ずに1打に集中できるか。優勝というよりも、明日も60台で回りたい」と静かに闘志を燃やしていた。
横峯さくらは、最終18番で20ヤードのアプローチを直接沈めてチップインバーディ。5バーディ、2ボギーの「69」で終え、通算3アンダーの10位タイに浮上している。宮里美香は2ストローク伸ばし、通算1アンダーの24位タイ。有村智恵は通算2オーバーの31位タイ、諸見里しのぶは通算4オーバーの42位タイで終えている。