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僅かに397万円差!横峯、賞金トップに迫る今季5勝目

この日2度目の17番パー3。第2ラウンドの残りを消化する朝のラウンドでは、「やっぱり危ない感じがした」というものの、グリーンセンターを捉えてパーセーブ。最終ラウンドに入った2度目の17番は、2位に4打差をつける単独首位で迎えていた。

横峯を追いかける古閑美保が、190ヤード先のグリーンで3パットのボギーを叩いたが、「短いバーディパットを外しているのは見えたけど…」と横峯は自分のプレーに集中する。9Wで放ったティショットが確実にグリーンを捉えると、勝利を確信したように、横峯の顔に笑顔が浮かんだ。

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苦手意識は否定出来ない。ここグレートアイランド倶楽部で開催された「伊藤園レディス」では、失格、予選落ちも経験し、昨年の19位タイが最上位。それでも今週は、初日に首位発進すると、2日目、最終日と首位を守り続けた。

14番でバーディを奪った後の15番パー5では、エッジまで225ヤードの第2打に、一度は3Wを手にしたが、クラブを持ち替えてレイアップを選択。「前だったら、イケイケじゃないけど、グリーンの近くまで打って難しいパーを獲るか、ボギーを叩いていたと思う」と説明するが、この日は堅実なマネジメントでパーセーブ。「あそこで刻むことが出来たのが成長の一つかな」と微笑んだ。

ウィニングパットをカップに沈めた横峯は、満面の笑顔と共に右手でガッツポーズを繰り返した。「自分のプレーをしたら結果は付いてくる」との言葉通りに掴んだ今季5勝目。賞金ランキング首位の諸見里しのぶとの差は、397万円へと縮まった。

「やっと、ちょっと追いついたって感じですね」と横峯は言う。残り2試合で、最終戦まで賞金女王の行方は分からなくなった。それでも、「自分にプレッシャーを与えるのが良いのか悪いのかは人それぞれ。私は弱いのでつぶされた。1日1日、自分のベストを尽くそうとしたら結果が付いてきた」と、横峯が意識するのは、結果よりもその過程だけだ。

2009年 伊藤園レディスゴルフトーナメント



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