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1998年 樋口久子・紀文クラシック
期間:10/23〜10/25 場所:ザ・グリーンブライヤー・ウエストヴィレッジ(福島)

服部後退で4人首位タイの混戦へ!

今日も曇天の北風。寒さが厳しかったが、前日首位の服部道子が73と一歩後退。このため68でホールアウトした韓国の韓熙圓、69の金萬壽、また1ストロークながら貯金を増やした古川千尋がトップに並んだ。今週は韓国勢が強さを発揮している。

「何ともないんですけど・・」と服部道子は困惑気味。特に調子が悪かったとか、ショットが悪かったわけではない。むしろいいリズムだったという。「12番のちょっとしたミス(1メートルを外してボギー)を立て直すことができなかったんです。風邪も引いてるんですけど、でもそんなことを言ってる場合じゃないですし」
12番13番と連続ボギー。16番ではアプローチをザックリしてしまい、狙いにいって外したパーパットの返しも入らなかった。ダブルボギー。「でもまだ首位タイです。まだチャンスがないわけじゃないんですから」

韓熙圓はボギーなし。4バーディ。「プロに入って68はベストです。ノーボギーというのも初めてです。今日みたいに明日もいけたら、いいですね」
いま現在、韓熙圓のランキングは50位。「この試合でベスト10に入れたら予選会に行かなくてもいいと、みんなから言われてるんで・・・」
来週は「韓国女子プロ選手権」がある。あのパク・セリも出場する。もし今週の試合で好成績をおさめて来期のシード権を確保できれば、予選会を欠場できる。母国の選手権に参加できる。「そのためにも今週はガンバリたいです」

しばらく調子の出なかった古川千尋がまた上がってきた。4バーディ、3ボギーと出入りが激しい。「今日はまずまずです。ボギーも多かったけどバーディがそれ以上にとれたんで満足です」
このところずっと御主人がキャディをつとめてくれている。「ふつうは選手にキャディが付いていくものなんですけど、なんというか、キャディに私がくっついて行くみたいな感じで・・・」 いろいろあるようだが、うまくいっているという。

古川は長い長いスランプから春先に劇的な復活を見せたものの、その後また鎮静してしまった。久しぶりのチャンスだ。「この位置にいて、3位でいいなんていう人、いませんよね。後半もいい位置につけていたら、狙います」

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