2009年 ニチレイPGMレディス
期間:06/19〜06/21 場所:美浦GC(茨城)
最終日は雨で中止! 横峯さくらが今季3勝目
茨城県の美浦GCで行われている、国内女子ツアー第14戦「ニチレイPGMレディス」の最終日。前日深夜から降り始めた雨が、朝には大雨となりコースは至るところで水が浮き出る状態となった。
午前7時30分に第1組は予定通りにスタートをしたが、2番のティショットを打ち、2打目地点に着いたところで、中断のサイレンがコース内に鳴り響いた。7時50分からしばらく様子を見ることになったが、8時40分の時点で9時10分に再開の予定と発表がされた。
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9時前に各選手は再スタートの準備のためコースに出てきたが、その直後に9時40分再開予定と変更のアナウンス。しかし、雨は一向に弱まる気配を感じさせず、その後10時10分再開予定に変更。さらに場内アナウンスで「10時30分に最終判断をします」と放送が入った時点で、多くの関係者から「中止になるのでは?」という噂が流れ始めた。
結局10時30分の時点で「降雨によるコースコンディション悪化により、決勝ラウンドの競技中止」が決定した。第2ラウンドまで終了しているので、競技は成立。通算8アンダーの単独首位に立っていた横峯さくらの優勝となった。賞金は規定により予定額の75%がランキングに加算されることになった。
「正直ラッキーです」と笑顔を見せた横峯。前日のラウンド時にひょっとしたら、この日の中止も可能性があると思い、単独首位に立っておくことも狙っていたと話す。横峯はこの勝利で今季3勝目。獲得賞金も7千万円台に到達。初の賞金女王獲得に向け一歩前進した。
この日、最終組で横峯とラウンドする予定だった有村智恵と古閑美保は「天候には勝てないですから…」と肩を落としたが、試合ができなくてがっかりしたのは、大雨の中、会場に駆けつけた多くのギャラリーも同じ。現在の女子プロゴルフ界の人気トップ3が最終組で対決する姿は幻となってしまった。