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41歳の斉藤裕子が5年ぶりのツアー2勝目!

福岡県にあるセンチュリーゴルフ倶楽部で開催されている国内女子ツアー第9戦「ヴァーナルレディス」の最終日、朝から雨が降るあいにくの天気となり、その雨が激しくなった9時55分に競技は一時中断。しかし、水捌けの良いコースに助けられ、17分後の10時12分にすぐに競技は再開された。

通算7アンダーの単独首位からスタートした斉藤裕子を、1打差で不動裕理、さらに1打差で横峯さくらが追いかける展開。序盤の2番、3番で連続バーディを奪った横峯が、2番をボギーとした斉藤に僅か2ホールで追いついた。直後に中断となったが、この雨が結果的に横峯の勢いを削いでしまう。再開後の4番で50cmを外して3パットのボギーとすると、5番でも3オン3パットのダブルボギー、続く6番もボギーとし大きくスコアを落としてしまう。

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同組の不動も、1番、6番でボギーとして4アンダーへ後退。斉藤は6番でダブルボギーを叩いたが、8番で2.5mを沈めて通算6アンダーとし、2打差の首位をキープして前半を折り返した。

14番でバーディを奪って7アンダーとし、優勝は安泰かと思われた斉藤だが、15番でティショットを左のクリークに入れてボギーとすると、続く16番のティショットもフェアウェイを横切るクリークに捕まってしまう。それでも、このホールもボギーで切り抜けると、最後は3打差を保って18番を迎えて、3オン2パットのパーセーブ。ウィニングパットを沈めると右手の拳を力強く突き上げた。

「辛かったです。今日は中断があったりして、待ってる時間、歩いてる時間が凄い長かったです」と、5年ぶりの優勝を掴んだ斉藤は振り返る。同組の不動も「我慢は大切なんだなと感じました」と斉藤の粘り強いプレーを評価した。40代での優勝は05年の具玉姫以来4年ぶり。涙は無く、最後は笑顔で締め括った。

2009年 ヴァーナルレディース



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