2008年 明治チョコレートカップ
期間:07/11〜07/13 場所:札幌国際CC島松コース(北海道)
不動、今季2勝目一番乗りで生涯賞金10億円突破!
北海道北広島市にある札幌国際CC島松コースで行われている国内女子ツアー第18戦「明治チョコレートカップ」の最終日、この日は3日間で一番の暑さとなったが、天気同様に優勝争いも激しいデッドヒートとなる。
通算7アンダーの単独首位からスタートした不動裕理は、前半は2バーディ1ボギーとひとつスコアを伸ばして折り返す。その頃、突如リーダーズボードを駆け上がってきたのが有村智恵。通算1オーバーからスタートした有村だったが、3番バーディ、6番パー5でチップインイーグルを奪うと、そこから12番まで怒涛の7連続バーディ。14番でもバーディを奪って10打スコアを伸ばし、通算9アンダーの単独首位に浮上した。
<< 下に続く >>
「このコースであのスコアは凄い。あのスコアを出されたら負けても仕方ないと、ある意味気楽でした」と、振り返った不動。それでも、12番で1m、15番ではラフから150ヤードを8Iでピンそば10cmにつけるスーパーショットを見せ、通算10アンダーへスコアを伸ばした。
だが、勝負は最後までもつれる。17番で奥のカラーから2m弱オーバーして、返しを外してボギーとした不動に対し、同組の藤田幸希と辛ヒョンジュがそれぞれバーディを奪って通算8アンダーとし、先にホールアウトした有村と共に、3人が1打差の2位に続く。
最終18番。辛がパーで先にホールアウトすると、不動のバーディパットも決まらずにパー。藤田のプレーオフ進出の掛かったバーディパットがわずかにカップをかすめると、この瞬間に不動の今季2勝目と生涯獲得賞金10億円突破が決まった。
「連続予選落ちをした時は、こんなに早く優勝できるとは思わなかったです。凄く嬉しいのと、またこういうプレーが出来てほっとしています」と笑顔の不動。今シーズン初の2勝目達成は、わずか3度のベスト10入りで2勝と、確実にチャンスをものにした結果だった。