中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン最終日/上位インタビュー
2002年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン
期間:05/24〜05/26 場所:中京GC・石野コース(愛知)
清元登子の門下生、大山が単独首位!
国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」2日目。初日、5人が1アンダーで並ぶ混戦となったが、2日目も安定したプレーを見せた2人が上位をキープした。大山志保と久保樹乃である。
不動裕理と同じく清元登子を師匠に持つ大山は、ステップアップツアー開幕戦ヴァーナルカップで優勝、最春館レディスでも2位に入るなど、今季ブレークしている期待の選手だ。2日目の今日は、「ギャラリーの声援が励みになった」という言葉のとおり、出だしから気分良くバーディスタート。その後、ボギーを叩くものの、バーディが先行する安定したプレーを披露。13番パー5では2打目を5メートルにつけ、これを沈めてイーグルを決めた。結局この日2アンダーでトータル3アンダーとし単独首位に立った。
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大山志保
「今日は自分の誕生日。いいプレーができて嬉しい。オフに鍛えたおかげで疲れなくなった。清元先生に連絡したら『最後まであきらめずプレーしなさい』と言われた。明日も最後の1打まで大切にして頑張る」
しかし1打差でピタリと追走するのは、今季絶好調の久保樹乃。久保は大山と対照的に前半にスコアを伸ばし、後半は耐えるゴルフとなった。ドライバーが不調で、アイアンもこの日はキレを失いながらも3バーディ、2ボギーでトータル2アンダーとした。
久保樹乃
「2週連続優勝は考えてない。今日はミスが目立ったので、明日が不安。明日はスコアを少しでも伸ばせるよう、立て直していきたい」
初日76を叩き出遅れた高又順が、この日のベストスコアとなる67で回り、トータル1アンダーの単独3位につけてきた。アウトは1バーディ、1ボギーのパープレー。インは5バーディ、ノーボギーの31と爆発した。「朝早いスタートで、グリーンが止まりやすいアドバンテージをものにした」と本人は語ったが、チャンスを確実にモノにできる力は、前を行く2人にとっては脅威だ。
明日、大山は、好調の2人を相手にレギュラーツアーでの初優勝を狙う。