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古閑美保が首位キープ!有村は失速

北海道の札幌国際カントリークラブ島松コースで開催されている、国内女子ツアー第14戦「meijiカップ」の2日目。2位に4打差の9アンダー単独首位でスタートした古閑美保は、5バーディ、3ボギーと初日のようには伸ばせなかったが、通算11アンダーで首位タイとなっている。

古閑を捉えたのは韓国のジャン・ウンビ。ボギーをたたかず7つのバーディを積み重ねたウンビが、4位タイから首位タイに浮上。通算9アンダー単独3位には中国のフォン・シャンシャン、さらに1打差の通算8アンダー単独4位に韓国のイム・ウナがつけている。

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古閑に続く日本勢は、通算7アンダー5位タイの上原美希大谷奈千代、そして地元北海道出身の菊地絵理香の3人。大会連覇を狙う不動裕理は、通算5アンダー12位タイ。そして2大会連続優勝の期待がかかった有村智恵は、後半にスコアを崩して通算3アンダーでホールアウト。順位を4位タイから27位タイまで落としてしまった。

<古閑、復活優勝へ王手!>
2位に4打差をつけて単独首位からスタートした古閑は、スタートホールの1番で7mを沈め幸先良くバーディ発進。だが、2番(パー3)、3番とグリーンを外し、アプローチも寄らず入らずの連続ボギー。「今日はティショットが曲がったし、アプローチも良くなかった」と不安定な内容ながら、その後は4バーディ(1ボギー)を奪った。この日5バーディ、3ボギーの「70」にまとめ、ジャン・ウンビ(韓国)には並ばれたものの、通算11アンダーで首位の座はキープ。「とにかく明日も伸ばすだけ。5アンダーくらい出せれば勝てるかな」と、1年4ヶ月ぶりの復活勝利を目指しバーディ合戦に真っ向から挑む。

ジャン・ウンビがツアー初勝利に迫る>
今年から日本ツアー本格参戦となるジャン・ウンビが「65」をマーク。首位スタートの古閑を捕らえ、通算11アンダーの首位タイで最終日を迎える。「今日はフェアウェイを外したのは1回だけ。楽しくプレーできました」と、この日7バーディ、ノーボギーの内容に目を細める。「ギャラリーの方の声援も力になって伸び伸びプレーができた。ゴルフを始めてから、今日が一番楽しかった」と、徐々に日本ツアーの空気にも馴染んできた様子。「大きなチャンスが来てくれた。明日も楽しく伸び伸びできれば、いいプレーができると思う」と、言葉に期待を込めていた。

<地元出身の菊地絵理香が5位タイに浮上>
苫小牧出身の菊地絵理香が6バーディ、2ボギーの「68」と伸ばし、通算7アンダーの5位タイに浮上。首位に4打差で最終日を迎え、地元ギャラリーを沸かせている。菊地は東北高校出身で、3月に発生した東日本大震災の被害に心を痛めている1人。「仙台には知り合いもたくさんいるので、上位で戦っている姿を見てもらいたい。こういう位置で回れることはそうないので、明日は優勝を意識して、6つ、7つ伸ばすぐらいの気持ちでやりたいです」。地元の声援を背に受け、仙台に朗報を届けるべくツアー初勝利を狙う。

関連リンク

2011年 meijiカップ



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