東京都の東京よみうりCCで開催されている国内女子ツアー第4戦「ニチレイカップワールドレディスゴルフトーナメント」の3日目。2日間完璧なゴルフで女王の貫禄を見せていた不動裕理であったが、この日は精彩を欠き、代わって22歳の若手である北田瑠衣がすばらしいゴルフを展開した。

不動は、前半で2つスコアを伸ばして17アンダーとしたが、後半に入ると突如ペースが乱れてくる。13番でダブルボギーを叩くなど後半だけで4つスコアを落としてしまい通算13アンダーの3位に後退している。

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代わって首位に踊り出たのは、プロ3年目の北田であった。前半は1つしかスコアを伸ばせず静かなスタートとなったが、後半に大爆発。首位の不動がスコアを崩していく中、北田はバーディパットをことごとく沈め、不動との差を一気に広げた。結局後半だけで4つスコアをのばした北田は通算17アンダーまで伸ばし、2位以下に3打差をつけて初優勝を狙う。

この日のベストスコア“66”をマークしたのは、アマチュアの諸見里しのぶ。前半で4つスコアを伸ばし勢いに乗った諸見里は、12番でダブルボギーを叩くもペースを崩さず、この日バーディが1人しか出ていない最終18番でバーディを奪い、彼女のプレーにギャラリーは沸いていた。不動を抜いて通算14アンダーの2位につけ明日最終日を迎える。

そのほか、注目の宮里藍はインコースからのスタート。17番パー5ではティショットで300ヤード飛ばし2オンに成功するなどこの日は安定したゴルフでスコアを3つ伸ばし、通算3アンダーの20位に浮上した。