2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ

石川遼が2年11カ月ぶり優勝 PO制し通算18勝目「実感がない」

2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ 4日目 石川遼
石川遼が2年11か月ぶりのツアー18勝目を挙げた

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

石川遼が2019年12月の「日本シリーズJTカップ」以来、約2年11カ月ぶりに日本ツアーで優勝した。ツアー通算18勝目。ともに7アンダー2位から「69」をマークして通算8アンダーで並んだ星野陸也とのプレーオフに突入し、2ホール目で競り勝った。

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2010年、12年に続く10年ぶりの大会3勝目。尾崎将司中嶋常幸リー・ウェストウッド(イングランド)と並ぶ大会最多勝利数となった。

18番(パー5)で繰り返されたプレーオフ2ホール目で、先にパーとした星野に対し約4mのバーディパットを沈めた。勝利の瞬間は天を仰ぐようなしぐさを見せた。

優勝インタビューで「正直、信じられない。まだ優勝した実感がない」と吐露し、「結果を出すためにいろいろなことに取り組んできた。これからも今の自分に甘んじず上を目指していく」と力を込めた。

2017年秋にPGAツアーの出場権を喪失して米国から撤退し、日本ツアーに復帰。19年に年間3勝を挙げて賞金ランキング3位で終えたが、2020年の春先から大幅なスイング改造に取り組んだ代償は大きく、3年近くタイトルに縁がなかった。

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トップをコンパクトに、インパクト時の手元を低くした新しいスイングは、長い距離のショットの再現性を高める狙いがある。「アメリカに行けば、目指すレベルに到達できるのではないかと。自分のゴルフを強くするための目的として、行かなくてはいけない」と米ツアー再挑戦への思いは消えず、昨年秋には米下部コーンフェリーツアーの予選会に挑戦。セカンドステージで敗退したが、地道な取り組みは今年も変わらない。

「全ては結果を出すために、いろんなことに取り組んできた」と振り返った。

2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日 星野陸也
プレーオフで惜しくも敗れた星野陸也

通算7アンダー3位に岩田寛勝俣陵の2人。通算6アンダー5位に河本力が入った。

2週連続優勝を狙った堀川未来夢チャン・キムと並んで、通算5アンダー6位。単独首位で出た蝉川泰果は1バーディ、5ボギー1ダブルボギー「76」と崩れ、通算4アンダー8位とした。

賞金ランキングトップの比嘉一貴は通算イーブンパー19位、前年大会覇者の谷原秀人は通算2オーバー28位だった。

中島啓太は通算3オーバー35位で4日間を終えた。

<上位成績>
優勝/-8/石川遼
2/-8/星野陸也
3T/-7/岩田寛勝俣陵
5/-6/河本力
6T/-5/堀川未来夢チャン・キム
8/-4/蝉川泰果

2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日 石川遼
ウィニングパットを決めて、脱力してしばし呆然。
2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日 石川遼
優勝を決めた直後、一気に疲れが襲ったか。
2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日 蝉川泰果 石川遼
こうして見ると、もう遼くんもベテランなんだなぁ。
2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日 ラーメン
ギャラプラのラーメンが美味そうなのよ。
2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日 蝉川泰果
丁寧にギャラリーの声援に応えます。
2022年 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日 中西直人
中西くんを探せ!
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