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岩田、土壇場で失速、S.K.ホが通算7勝目

兵庫県にある山の原GC山の原Cで行われている国内男子ツアー第2戦「つるやオープン」最終日、この日も好天に恵まれた会場には、10,625名のギャラリーが訪れた。

優勝争いは最終組の2人を中心に展開する。通算10アンダーの単独首位からスタートした岩田寛は、前半2つのバーディを奪って通算12アンダー。1打差でスタートしたS.K.ホも同じく2つスコアを伸ばして通算11アンダーで折り返した。

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ドラマは上がり3ホールで訪れる。16番パー3で、岩田、ホともにバーディチャンスにつけるが、決めたのは首位の岩田。この時点で、通算14アンダーとし、ホに2打差をつけた。続く17番パー5。第2打を刻んだホに対し、岩田は残り226ヤードを5Wで2オンを狙う。「今日イチのショットだった」という岩田だが、優勝争いで力が入ったか、グリーン奥の松林まで飛ばしてしまう。そこから絶妙なアプローチを見せるが、奥から下るグリーンに球は止まらず、花道を駆け下って池に落ちてしまう。5打目でようやくグリーンに乗せたものの2パットのダブルボギー。ホのバーディパットは外れ、この時点で2人は12アンダーで首位に並んだ。

「引きずらないようにと思ったけど、どこかで引きずっていたと思う」という岩田は、続く18番のティショットを大きく右に曲げ、崖の下へ。2打目はラフに戻すだけとなり、3打目はグリーン左のラフ。2オンに成功したホに対し、入れればチャンスも残されていたが、寄せきれずに2パットで、結局ダブルボギーとしてしまった。

優勝は、最後まで安定したゴルフを見せたホ。2年ぶりの通算7勝目を達成し、「病の母が生きているうちに優勝がプレゼント出来て嬉しいです」と話したが、オフには練習を共にするなど親交の深い岩田を思い、「この経験があって強くなったといえるように、頑張って欲しい」とエールを送った。

2008年 つるやオープンゴルフトーナメント



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