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石川遼伸びず!新選手会長の宮本勝昌が逆転優勝!

三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催されている、国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」の最終日。ツアープロデビュー戦で優勝を狙う石川遼を見ようと15,262人に及ぶ大ギャラリーが会場に詰め掛けた。

その大ギャラリーが見守る1番ホールで石川は、いきなりピンチを迎えた。フェアウェイ左サイドから打った2打目は予想外に右方向に飛び出してしまった。3打目のアプローチでなんとかグリーンを捉えるが、残り5メートルから3パットしダブルボギー。その後も3番パー3でボギー、8番でバーディを奪ったが、9番でもボギー。前半9ホールを終えて3アンダーの3位タイまで後退してしまった。

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後半に入っても10番でダブルボギー、11番でもボギーを叩き、この時点で6つあった貯金を費やしイーブンパー。リーダーズボードからも名前が消えてしまった。しかし石川は、大声援を前にこのままで終われないと、15番で下り2メートルのバーディパットを沈めると、16番パー3も3メートル。そして17番パー5では2打目でグリーン手前まで運び、そこからパターで寄せ、3ホール連続バーディを奪った。

最終18番もチャンスにつけたが惜しくも決められなかったが、通算3アンダー5位タイで開幕戦を終えた。ホールアウト後は、ギャラリースタンドや18番グリーンを取り囲んだファンに向かい一礼をしてクラブハウスに引き上げた。

優勝争いは石川と並び6アンダー首位タイでスタートした手嶋多一と今季の選手会長となった宮本勝昌の2人。12番までに2つのバーディを奪った手嶋が一歩リードしていたが、13番さらに15番では60センチのパーパットを外し6アンダーに後退。

一方、宮本は序盤に3ストローク伸ばし優勝争いに加わると、17番パー5、そして最終18番で連続バーディを奪い最終組の1つ前に8アンダーでホールアウトした。首位の座を譲った手嶋も17番でバーディを奪い7アンダー。最終18番でバーディを奪えばプレーオフという状況だったが、パーでホールアウトし単独2位となっている。

2008年 東建ホームメイトカップ



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