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流れに乗った片山晋呉、単独トップ

2日目も片山晋呉がトップの座を堅持した。首位と2打差2位には未勝利の井田安則が6バーディ、ボギーなしのゴルフで順位を上げてきた。6アンダー3位に藤田寛之がつけた。4位グループに佐藤信人、久々に上位に顔をだした中嶋常幸、前日片山とタイでスタートした白浜育男が後退してここにいる。65をマークした芹沢信雄は7位タイまで急浮上をみせた。

佐藤信人は今日を68として片山に5打差まで追いついてきた。一方の賞金ランクで追われる立場の谷口 徹は、1オーバー25位タイに停滞している。尾崎智春は10月のフィリップモリスで10位スタートを切った翌日に83の大叩きで予選落ちを喫するという経験をしたが、今回は成長している。初日の貯金4つを活かして今日を79でなんとか留め、今季最終戦で初の決勝進出を決めた。

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「ロングホールはすべて取れました」と上機嫌の片山晋呉は6バーディ、2ボギー。「取れましたね。でも今日の調子ならね」 昨日はホールアウト後に1時間ほどアプローチの練習をした。「かなり高度な打ち方ですけで、こうやればいいんだというのをつかみました。パッティングは、ずっといいんで、変えるところもないし」

賞金レースの前を走る谷口のスコアは全然気にならないという。自分を追いかけている佐藤信人は現在賞金ランク3位。1つ前の組でラウンドしていたが目もくれない。「人が思っているほど、意識していませんよ」 今首位にいるのは、普通にやった結果という。初出場のコースながら、このままの勢いに乗って勝ちにいく。

インからスタートした井田安則は最初はピンチだらけだったという。出だし10番ホールではアゲンストのつもりのショットがグリーン右奥へオーバー。今度はアプローチでボールは反対側のエッジへ。しかし、そこから8メートルほどのロングパットを沈めてパーセーブ。11番ではグラスバンカーからの寄せが上手くいきナイスパーとした。「しのいで、しのいでの13番バーディでした」

その13番で5メートルのパットを沈めるや、調子が上がり次のホールもバーディ。そのまま18番でもバーディを決めて気持ち良くバックナインに入れた。今日だけで6バーディを貯めこんだ。「9割方シード落ちと思っていたから、開き直りのプレーが逆によかったのかも」 国内ランキングは現在102位。「僕は賞金シード当落選上の人じゃない、一か八かの人だからその分思い切ってショットが打ててます」 残り2日、ダメモトでQTにつながる(賞金シード落ち上位選手が最終QTに出場できる)ゴルフを期待したい。

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2000年 ファンケルオープンin沖縄



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